博士後期課程

教育目標

博士後期課程では、長期的な広い視野と、専門とする分野の深い知識を持って、独立して研究を進めることができる研究者を育成します。それには、学術面あるいは社会において解決または改良が求められている問題を見つけ出して、それを遂行するための研究計画を立案し、解決の方法や改良の方法を考え出す能力が必要です。さらには、提案した方法によって解を実現し、評価することが求められます。修了後は、大学や企業等の研究機関において、未知の問題に取り組む研究者や高度な技術者、あるいは、後進を指導できる教育者としての活躍が期待されています。
情報科学に関連する分野は、進歩が激しく変化が絶えませんが、それに依らない普遍的な方法(普遍性)、あるいは、それに対応できる柔軟な方法(柔軟性)、信頼できる方法(信頼性)と、それを保証する尺度が求められます。これらの能力を備えて、国際的に活躍する人材の育成を目指しています。

指導計画と方針

1.博士論文研究

博士後期課程では博士論文の研究を進めることが課題の中心です。問題を見つけ出して、研究計画を立て、創意を持った研究を遂行して解法を提案し、さらには、開発あるいは実装します。関連研究を調査すること、自分の提案を客観的に評価すること、残された課題を明らかにすることも欠かせません。これらの過程で、教員が適切な指導と助言をして、研究を支援します。得られた成果を学術論文あるいは国際会議に公表します。

2.中間発表

課程の中間で博士論文研究の経過と結果、および、その後の計画を発表します。複数の指導教員が、それに対して質問をし、意見やアドバイスを述べ、研究の有効な推進を支援します。質問に適切に応答することは、自分の研究を見直す良い機会になります。

3.TAあるいはRAの担当

TAは前期課程の授業の補助や研究指導の補助を担当します。それによって、授業や研究の中から新しい課題を発見することができ、将来の教育者として必要な素養が身に付きます。RAは指導教員の研究補助を担当します。自分の研究と並行して、関連した課題に取り組むことにより、視野と考察の範囲を広げることができます。いずれも、研究者として独立する場合の貴重な経験になります。

4.英語教育

前期課程の科目の中で、特に、「英語ライティング法」および「英語プレゼンテーション法」の履修を推奨しています。研究の成果を英語で発表して、国際的に活動するために必要な能力を一層向上させます。また、ネットワークを介したオンラインの「英語学習システム(ALC NetAcademy 2)」や、オフラインの英語教材(CD-ROM)を利用して、常に英語能力の向上に努めること、年2回のTOEIC英語試験を受験して、自己の英語能力を把握することなどの環境を整えています。ゼミナールIでの外国人研究者の講演、研究科を訪問された外国人研究者との討論の機会を活用することを勧めています。ゼミナールIでの外国人研究者の講演、研究科を訪問された外国人研究者との討論の機会を活用することを勧めています。

5.授業科目の履修

博士論文研究を進めるに際して、必要があれば、博士前期課程の授業を自由に履修することができます。研究の背景を学び直すことにより、問題の位置付けが明らかになることがあります。一方、博士後期課程への入学の条件によって、授業を履修して学力や知識の向上を求めることがあります。それによって、研究についての輪講や討論の意義を深めることができます。