ロボットラーニング研究室の鉢峰 拓海さん(博士後期課程2年)が、IEEE Robotics and Automation Society Japan Joint Chapter Young Award(ICRA2024)を受賞しました。 (2024/5/16)
IEEE Robotics and Automation Society (RAS) Japan Joint Chapterでは、IEEE Japan CouncilよりChapter支援費の補助を受け、日本国内の大学院に在学する優秀な若手研究者を育成し、ロボットと自動化に関する国際会議を活性化する目的で、Young Awardを贈賞しています。 2024年5月13日から17日にかけ、日本(横浜)にて開催された2024 IEEE International Conference on Robotics and Automation(ICRA2024)*において、鉢峰さんが発表した研究成果が評価され、今回の受賞となりました。 *IEEE International Conference on Robotics and Automation (ICRA) はロボティクス分野の権威あるトップカンファレンスの一つであり、知能ロボット・インテリジェントシステムに関する科学技術のフロンティアを探求する大規模なフォーラムです。 |
- 受賞者 Awardee:
鉢峰 拓海(D2)
- 受賞研究テーマ Research theme:
"Learning to Shape by Grinding: Cutting-surface-aware Model-based Reinforcement Learning"
機械学習技術の発展により、物体の形状操作に関する自動化が進んでいるが、除去加工を用いた形状操作の自動化は進んでいない。これは加工時に発生する除去抵抗による形状遷移の複雑性や、収集可能な実データ量に限界があるためである。本研究では、回転する研磨ベルトを用いた粗研削工程の自動化に焦点を当て、少量の学習データで多様な形状への加工が可能なモデルベース強化学習手法を実現した。
- 著者 Authors:
Takumi Hachimine, Jun Morimoto and Takamitsu Matsubara
- 受賞者のコメント Awardee's voice:
このような光栄な賞に選出していただけたことを大変嬉しく存じます。本研究を進めるにあたりご指導・ご協力をくださった松原教授、共著者の皆様に心より感謝いたします。
- 外部リンク Links to:
・IEEE RAS JJC Young Award 受賞ページ:https://www.ieee-jp.org/section/tokyo/chapter/RA-24/
・ICRA2024 HP:https://2024.ieee-icra.org/
・研究のプロジェクトページ:https://t-hachimine.github.io/csambrl/
・IEEE Xplore: https://ieeexplore.ieee.org/document/10214100
・arXiv論文:https://arxiv.org/abs/2308.02150
・実験結果の要約動画:https://www.youtube.com/watch?v=w9iy5gpkp8M