生体画像知能研究室の辻 響貴さん(博士前期課程2年)が、電子情報通信学会 医用画像研究会 MI研究奨励賞を受賞しました。
(2025/6/6)
電子情報通信学会 医用画像研究会(MI研)は、医用画像に関連するイメージサイエンス・画像情報理論・像形成理論,人体その他の生体の画像の生成理論と実現技術(CT,MRI,超音波,RI,機能画像化,組成画像化,医用動画像)などに関する研究発表と討論を行う場です。 MI研究奨励賞は、若手研究者(35歳以下)による優れた研究発表に対し授与される賞です。
受賞者 Awardee:
辻 響貴(博士前期課程2年)
写真は辻 響貴さん
受賞研究テーマ Research theme:
"腰椎単純X線画像からの骨密度推定の精度向上"
高齢化が進む現代社会において、骨粗しょう症の早期発見は喫緊の課題である。現在主流の骨密度測定法は被ばく量や検査コスト、普及率が課題となる場合がある。本研究では、低被曝かつ手軽な骨密度測定に向けて、条件付き敵対的生成ネットワークを用いてX線画像から、腰椎の骨密度を推定できるような骨密度分布マップ画像の生成を行うシステムの学習と検証を行う。
著者 Authors:
辻 響貴、Yi Gu、大竹 義人、上村圭亮(大阪大学)、崇風 まあぜん、高尾 正樹(愛媛大学)、Hugues Talbot(Paris-Saclay University)、岡田 誠司(大阪大学)、菅野 伸彦(大阪大学)、佐藤 嘉伸
受賞者のコメント Awardee's voice:
この度はMI研究奨励賞という大変栄誉ある賞を賜り、身に余る光栄です。日頃から研究を支えてくださった先生方や研究室の皆様、両親にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。今回の受賞を励みにして、自身の研究に邁進し、医用画像分野、ひいては社会に貢献できるよう一層努めていきたいと思います。
外部リンク Links to:
- 医用画像研究会 HP:https://www.ieice.org/iss/mi/
>> 生体画像知能研究室 / Biomedical Imaging Intelligence lab