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奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学領域
NAISTスプリングセミナー2025 2/25〜2/27

 奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学領域では、2025年2月25日(火)〜2月27日(木)に、NAISTの受験を真剣に考えている大学生以上 (高専4年以上、社会人も含む)を対象としたセミナーを開催します。 セミナーでの実習を通じて、最新の研究設備を使用でき、本学の先輩や先生と直接意見交換をすることが出来る貴重な機会となっています。

日時 2日間コース:2025年2月25日(火)〜2月26日(水)
3日間コース:2025年2月25日(火)〜2月27日(木)
(各テーマにより開催期間が異なるのでご注意ください)
場所 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学棟(〒630-0192 奈良県生駒市高山町8916-5)
オンライン参加の場合は別途指定された方法で接続
応募資格 大学生以上であること (高専4年以上、社会人も含む)。 性別、年齢、国籍、現在の専門分野などは問いません。
受験を考えていない方はいつでも見学会をご活用ください。
定員 テーマ毎の定員を確認してください。
募集締め切り後に集計し、応募者が多い場合は、各テーマにおいて選考いたします。
テーマの割り当てが決まり次第、メールで連絡します。
費用 参加費無料。ただし本学への交通費、および宿泊費は各自で負担してください。
応募方法 以下の「今すぐ応募する」ボタンをクリックし、参加申し込みフォームからお申し込みください。
応募期間:2025年1月24日まで
今すぐ応募する
問い合わせ先 スプリングセミナー実行委員会
ss2502[at]ml.naist.ac.jp

更新情報

スケジュール

テーマ一覧

  1. グラフ数え上げコンテストに挑戦しよう!
  2. 研究室名: 大規模システム管理研究室
    開催方法: 対面のみ
    概要: グラフは人間関係、交通網、情報ネットワークなど、現実の様々な概念をモデル化するために用いられます。グラフにおいて、指定された2頂点間のパス(経路)を調べることは基本的な問題です。本テーマでは、そのような問題を題材とした国際グラフ数え上げコンテスト(ICGCA)に挑戦してもらいます。こちらで用意したサンプルコードをもとに自分なりの工夫を加えてもらうことで、実際のデータセットに対してソルバーの性能を改善することを目標とします。競技プログラミングやアルゴリズムに興味がある人には特におすすめのテーマです。
    開催期間: 2日間
    定員: 2
    受入条件: PythonまたはC/C++のプログラミング経験があることが望ましい。
    資料: https://afsa.jp/icgca2024/
  3. Federated learningとSplit learningのボトルネック解析
  4. 研究室名: 大規模システム管理研究室
    開催方法: 対面のみ
    概要: 本セミナーでは,代表的な分散学習手法であるFederated Learning (FL) と Split Learning (SL) のボトルネック解析を行います.これらの分散学習手法は,データを中央サーバに集めることなく,各端末で学習を行い,その結果を中央サーバに集約することで,プライバシー保護やデータセキュリティを確保できる点が特徴です.しかし,十分な計算能力や通信能力を持たないストラグラ (Struggler) と呼ばれるノードの存在によって,学習レイテンシが増大する可能性があります.本セミナーでは,通信の観点からストラグラの存在がFLやSLの学習レイテンシに与える影響を解析し,その影響を軽減するための手法について検討します.
    開催期間: 3日間
    定員: 2
    受入条件: C言語とPythonによるプログラミング経験があることが望ましい.
    資料:
  5. 超効率計算基盤のアイデアから実装までの脳トレ
  6. 研究室名: コンピューティングアーキテクチャ研究室
    開催方法: 対面のみ
    概要: GPGPUを凌駕する超効率計算基盤のアイデアを出し実装するまでの過程を脳内トレーニングする。受講者のスキルに応じてFPGAへの実装も可能。
    開催期間: 3日間
    定員: 4
    受入条件: 特になし。プログラミング経験も不要。
    資料: https://www.youtube.com/playlist?list=PLWpSsjc1mY7M5v3LPPyHG5BIeqik-jAu7
  7. 実装の脆弱性を利用して強力な暗号を解読してみよう!
  8. 研究室名: 情報セキュリティ工学
    開催方法: 対面のみ
    概要: 暗号モジュールの動作中に生じる消費電力や放射電磁波といった本来の入出力以外の情報(サイドチャネル情報)を観察することで秘密鍵を奪うサイドチャネル攻撃が新たな脅威として注目を集めています。本セミナーでは、暗号アルゴリズムをソフトウェア及びハードウェア実装し、暗号処理の動作中に生じるサイドチャネル情報を実際に計測し、それを用いて暗号を解読する手法について学ぶと共に、こうした攻撃に対抗するための対策手法についての基本概念を学びます。
    開催期間: 2日間
    定員: 6
    受入条件: Pythonによるプログラム経験があることが望ましい。
    資料:
  9. 生体信号を読み取ってユーザの状態を認識しよう
  10. 研究室名: サイバネティクス・リアリティ工学研究室
    開催方法: 対面のみ
    概要: 筋電センサ、皮膚コンダクタンスセンサ、心拍数センサなどを用いてユーザの身体的あるいは心理的な状態を認識するシステムを作ろう。1日目は、基本的な開発手順について学び、サンプルプログラムの動作を確認したり、アイデア出しを行います。2日目は、他の参加者とともに、自身の興味やスキルに合わせてシステムの改良を行います。3日目にはシステムを完成させ、インストラクタや研究室メンバーの前でプレゼンをします。絶対に勝てないじゃんけんシステムを作りましょう。
    開催期間: 3日間
    定員: 5
    受入条件:
    資料:
  11. Pseudo-haptics(触錯覚)を実装・体験してみよう
  12. 研究室名: サイバネティクス・リアリティ工学研究室
    開催方法: 対面のみ
    概要: Pseudo-haptics技術とは、主に見た目(視覚)や音(聴覚)の情報によって、力や質感(触覚)の知覚を操作する技術です。例えば皆さんも、ゲームの中で、自身の操作するキャラクタの動きが遅くなったときに「重たい」という感覚を覚えたことがあるかもしれません。本プログラムでは、Pseudo-hapticsの原理を理解し、そこから新たなPseudo-haptics技術のアイデアをインストラクタと一緒に考え、Unityというツールを使ってそのアイデアを実装します。1日目はPseudo-haptics技術に関する簡単なレクチャーを行った後、Unityの簡単な使い方や、Pseudo-haptics技術のサンプルプログラムの動作確認、アイデア出しなどを行います。2日目は、自分のオリジナルなPseudo-haptics技術のアイデアを、インストラクタと相談しながら実装していきます。3日目はシステムを完成させて、インストラクタや研究室メンバの前でプレゼンをします。ゲームやVRにおける触覚体験、認知科学や心理学、錯覚などに興味がある方はぜひご参加ください!
    開催期間: 3日間
    定員: 5
    受入条件:
    資料:
  13. スマホでARアプリを作ってみよう
  14. 研究室名: サイバネティクス・リアリティ工学研究室
    開催方法: 対面のみ
    概要: ポケモンGOやSNOWのようにカメラで現実環境を認識して映像を加工したり合成したりするARアプリを作りましょう。スマホのアプリ開発としてUnityとAR Foundationというツールを用いて、ノートパソコンで開発を行います(★オンラインを希望される場合でも、必要な機材は貸し出しますのでご安心ください★)。1日目は基本的な開発手順について学び、サンプルプログラムの動作を確認したり、アイデア出しを行います。2日目は自身の興味やスキルに合わせて、インストラクタと相談しながら物体認識や顔認識、ジェスチャ入力などにチャレンジしたり、自由にシステムを改良していきます。3日目はシステムを完成させて、インストラクタや研究室メンバーの前でプレゼンをします。部屋にバーチャルの花瓶や家具を置いてみたり、顔の年齢を変えてみたり、認識した物体を音声で知らせてみたり、いろんなアプリを考えてみてください。
    開催期間: 3日間
    定員: 5
    受入条件:
    資料:
  15. UWBによる無線測位
  16. 研究室名: ネットワークシステム学
    開催方法: 対面のみ
    概要: インパルス無線方式のUltra WideBand 通信を用いて屋内で無線タグの位置検知を行います。 飛行時間(ToF: Time of Flight) 方式、 到着時間差(TDoA: Time Difference of Arrival)方式、 などを用いて観測値からガウス・ニュートン法やカルマンフィルタなどを 用いて測位し、精度を評価します。
    開催期間: 2日間
    定員: 4
    受入条件: Pythonプログラミング経験があること
    資料: infonet.naist.jp
  17. 生成AIを用いた自由視点映像生成
  18. 研究室名: 光メディアインタフェース
    開催方法: 対面のみ
    概要: 近年メディアでも取り上げられているように、生成AIは学術・社会的に注目されている技術です。その中の一つとして、多視点で撮影された複数枚の画像を基に自由視点映像を生成する技術があります。自由視点映像生成はVRやデジタルツインなどさまざまな応用が期待されています。本セミナーでは、生成AIを活用した最新の映像生成技術を紹介し、実際に自由視点映像の作成ができるライブラリ「Nerfstudio」を使用して、その魅力を体感していただきます。
    開催期間: 2日間
    定員: 4
    受入条件:
    資料:
  19. ロボット制御のための機械学習システム設計
  20. 研究室名: ロボットラーニング研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: 機械学習をロボット制御に適用するには、機械学習手法とロボット制御の両方に寄り添ったシステム設計が必要です。本セミナーでは、どのようにしてそのようなシステムを設計するか学び、機械学習手法やロボットタスクのチューニングを通して課題の解決に挑戦します。
    開催期間: 2日間
    定員: 4
    受入条件: Pythonによるプログラミング経験があることが望ましい
    資料:
  21. ハンズオンで学ぶサイバーセキュリティ
  22. 研究室名: サイバーレジリエンス構成学
    開催方法: 対面のみ
    概要: 情報セキュリティに関連する技術について、総合的な講義を行い、ハンズオンを通して学習を深めていただきます。具体的には、セキュリティを考慮したソフトウェアの開発技法や、ソフトウェアに含まれる脆弱性の自動発見手法、脆弱性を悪用した攻撃手法などのトピックを扱う予定です。基本的なコマンドやツールの使い方から説明しますので、ソフトウェア開発の経験がない方でもご参加いただけます。講義・演習は日本語での実施を予定しています。
    開催期間: 2日間
    定員: 5
    受入条件: 特になし
    資料:
  23. 深層学習の汎用性の鍵『表現学習』を解剖する
  24. 研究室名: 数理情報学研究室
    開催方法: 対面のみ
    概要: 深層学習が多様なタスクで高い性能を発揮する背景には、「表現学習」の力が隠されています。しかし、なぜ深層学習の学習済み表現が異なるドメインやタスクにわたって汎用的であるのか、その鍵となる原理やメカニズムは完全には解明されていません。本セミナーでは主に対照学習や非線形独立成分分析に焦点を当てながら、どのような表現が汎用的であるのか深堀りします。
    開催期間: 2日間
    定員: 4
    受入条件: Python によるプログラミング経験があることが望ましい
    資料:
  25. 人に優しいエージェント(ロボット)の振る舞いを一緒に考えよう
  26. 研究室名: インタラクティブメディア設計学研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: スマホアプリやPC内で動作する対話エージェント(キャラクタ)が、人と接するときどのような振る舞いが良いだろうか?そのエージェントの見た目の印象の変化や、振る舞いの変化が人に与える影響の違いを一緒に探求していきます。初日は、基本的な知識の共有や最先端研究について学びます。次に、学んだことをもとにアイディアを練り、エージェントの振る舞いについて考えて、作っていきます。また、その際にエージェントが人に与える印象をセンサを使って可視化することで、人の感情の計測についても体験していきます。最後に、まとめとして、学んだことのプレゼン作成とデモ発表を行います。この2日間を通して、ヒューマンロボットインタラクションという研究の魅力を短期集中型で体験することができるセミナとなっています。
    開催期間: 2日間
    定員: 4
    受入条件: 特になし
    資料: https://imdl.naist.jp/ja/subresearchlist/
  27. OpenCVを使って簡単AR体験をしてみよう
  28. 研究室名: インタラクティブメディア設計学研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: 拡張現実感(AR)は、現実世界にコンピュータで生成された情報を重ね合わせる技術です。この開発を始めるために、コンピュータビジョンの基礎を学びましょう。初日には、OpenCVを使った画像処理の基本機能を学びます。2日目には、簡単なARアプリケーションのアイデアをブレインストーミングし、初日に学んだ概念を使って実装します。3日目には、作成したARアプリケーションのデモとプレゼンテーションを行います。この活動の目的は、実践的なスキルを身につけるとともに、AR技術の進歩に貢献する好奇心と創造性を育むことです。
    開催期間: 2日間
    定員: 4
    受入条件: PythonかC++経験、ARやOpenCVの経験があれば良い。
    資料: https://imdl.naist.jp/ja/subresearchlist/
  29. 拡張現実のためのコンピュータビジョンの基礎
  30. 研究室名: インタラクティブメディア設計学
    開催方法: オンライン+対面
    概要: 拡張現実感(AR)は、現実世界にコンピュータで生成された仮想情報を重ね合わせる技術です。AR技術を使った開発を始めるために、コンピュータビジョンの基礎を学びましょう。初日には、OpenCVを使った画像処理の基本機能を学びます。2日目には、簡単なARアプリケーションのアイデアをブレインストーミングし、初日に学んだ技術を使ってARアプリケーションを実装します。3日目には、作成したARアプリケーションについてのデモと発表を行います。この活動の目的は、AR技術の実践的なスキルを身につけるとともに、AR技術の進歩に貢献する好奇心と創造性を育むことです。
    開催期間: 3日間
    定員: 5
    受入条件: (任意)Pythonによるプログラミングの経験があることが望ましい
    資料:
  31. 安心と信頼への道:歩行者と小型自動運転車両の新しいインタラクション設計
  32. 研究室名: ヒューマンロボティクス研究室
    開催方法: 対面のみ
    概要: 高齢化により移動困難者の増加が深刻な課題となっています。一方で、コロナ禍の収束後、都市部では個人の移動ニーズが高まり、それに伴い自由な移動を実現する新しいモビリティへの需要が急速に増加しています。 近年の自動運転技術やAIの進化により、自動運転パーソナルモビリティ(APMV)が注目されています。APMVは、歩道やショッピングセンター、駅、学校キャンパスなどの歩車共存空間で、誰でも利用可能な短距離移動手段として期待されています。しかし、APMVの運転は自動運転システムに委ねられているため、歩行者とのコミュニケーション機能が十分とは言えません。その結果、歩行者がAPMVの運転意図を誤解し、衝突事故につながるリスクが懸念されます。このような問題が解決されない場合、APMVに対する社会的受容性が低下する可能性があります。 本テーマでは、実際にAPMVとのインタラクションを体験しながら、「安心」「信頼」を基盤とした歩行者と車両の新しい「思いやり」インタラクションの構築方法をブレインストーミングし、検証実験を通じてその有効性を検証する予定です。
    開催期間: 2日間
    定員: 15
    受入条件:
    資料:
  33. ヒューマンロボットインタラクションを実現するロボットの制御について学ぼう
  34. 研究室名: ヒューマンロボティクス
    開催方法: 対面のみ
    概要: 人とロボットがそれぞれの長所を生かして共同作業を行うヒューマンロボットインタラクション(HRI)が注目されています.しかし,ロボットの力は人に比べて非常に強いため,ロボットを安全に活用するためにはロボットをいかに制御するかが重要となります.本テーマでは人とロボットが協調するための制御技術についてシミュレーション実装などを通して学習します.
    開催期間: 3日間
    定員: 3
    受入条件: プログラミング経験があることが望ましい.
    資料:
  35. パーソナルモビリティを自動運転させてみよう
  36. 研究室名: ヒューマンロボティクス研究室
    開催方法: 対面のみ
    概要: 自動運転技術は,自動車だけでなく農業用ロボットやサービスロボットなど様々な分野で応用されています.NAISTで自動運転技術について学びましょう!本セミナーでは,パーソナルモビリティを計画された経路から誤差3cm以内の精度で制御することを目指します.自動運転はたくさんの要素技術で成り立っていますが,その中でも「経路生成」と「制御」を中心に理論面を学びます.そして,実際のパーソナルモビリティにあなたが学んだ理論を実装し,屋外環境で走行させます.実際の車両やセンサに触れることで,自動運転について体感的に理解を深めましょう.
    開催期間: 3日間
    定員: 4
    受入条件: ロボットやモビリティ,自動運転に興味があること
    資料:
  37. Myソフトウェア開発AIをつくろう!モダンソフトウェア開発で体験するソフトウェア開発AIの現在
  38. 研究室名: ソフトウェア設計学
    開催方法: オンライン+対面
    概要: ChatGPTを初めとした生成系AIの発達により驚異的な精度で文章のみならず,ソースコードやテストコードが生成できるようになってきました.例えば,GitHub Copilotをソフトウェア開発に用いることで生産性が55%も向上することが報告されています.将来的には,生成AIとの共存・共栄が欠かせないものになっていくと予想されています.本講座では,ソフトウェア開発AIを,モダンソフトウェア開発プロセス(特にDevOps)に組み込み,ソフトウェア開発の高速化・省力化を体験してもらいます.特に,演習中では,自分専用のソフトウェア開発AIをチュートリアル形式で作成してもらいます.また,演習を通して,現在のChatGPTなど汎用的なAIでは,解決できていない課題を紹介します.
    開催期間: 2日間
    定員: 5
    受入条件: チュートリアル形式で実施するのでプログラミング能力は問いませんが,ある程度Pythonのコードが理解できることが望ましいです.
    資料:
  39. AIにおけるセキュリティ/プライバシ上の脆弱性について考えよう
  40. 研究室名: ディペンダブルシステム学研究室
    開催方法: 対面のみ
    概要: 本セミナーでは、近年急速に発展するAIにおけるセキュリティとプライバシの課題について、実例を交えながら学びます。画像やGPSデータなどの身近な例を用いて、AIを使ったシステムの脆弱性を悪用したポイズニング攻撃を学習します。また、AIからの情報漏えいを防ぐための技術として差分プライバシなどの対策技術についても触れます。
    開催期間: 2日間
    定員: 5
    受入条件: Pythonによるプログラミング経験があること
    資料:
  41. モバイルエージェントでネットワークを探索してみよう
  42. 研究室名: ディペンダブルシステム学研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: インターネットをはじめとして、世の中のほとんどのシステムは、多数のコンピュータが協調動作する分散システムです。本セミナーでは、分散システム上の仮想計算素体であるモバイルエージェント動作させることで、分散システムにおけるアルゴリズムの設計を体験してもらいます。モバイルエージェントの視点において現れる特有の問題やその解決方法の一部を実習を通じて学びます。オンラインのみの場合は、シミュレーションによって分散アルゴリズムの設計を体験してもらいます。
    開催期間: 2日間
    定員: 3
    受入条件: プログラミング経験があること
    資料:
  43. 量子暗号の概要
  44. 研究室名: ディペンダブルシステム学研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: 量子暗号、特に量子鍵配送(QKD)は、量子コンピュータを用いるハッカーからも防御可能な高度なセキュリティを備えているため、過去40年間にわたり世界的に注目されている。本セミナーでは、QKDプロトコルの歴史、基本概念、および最先端の技術について解説する。また、参加者には代表的なBB84プロトコルの動作を実際にシミュレーションするための簡単なテストコードを提供する予定である。
    開催期間: 2日間
    定員: 5
    受入条件: セミナーは英語で行われ、工学または科学の背景を持つ者の参加が可能である。量子力学の事前知識は不要であるが、基本的なプログラミング知識を持っていることが望ましい。
    資料: https://sites.google.com/view/dependablesyslab/%E7%A0%94%E7%A9%B6/%E5%AE%89%E5%85%A8%E3%81%AA%E9%87%8F%E5%AD%90%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
  45. 生成AIを用いたソフトウェア開発とその検証
  46. 研究室名: ソフトウェア工学研究室
    開催方法: 対面のみ
    概要: 近年,生成系AIの発達に伴って,ChatGPTやGitHub Copilotなどを用いたソフトウェア開発が一般的に行われています.これらの利用によりソフトウェア開発のスピードは大きく向上しており,今後のソフトウェア開発において生成系AIの利用は必要不可欠なものとなると言われています.一方で,生成されたコードが妥当なものであるかといった観点でソフトウェアテストなどによる検証は不可欠です.本セミナーではこれらの生成系AIを用いたプログラミングの演習を実施し,加えてその検証方法について学びます.また,最新のソフトウェア工学における生成系AIの利用状況についても紹介を行う予定です.
    開催期間: 2日間
    定員: 5
    受入条件: プログラミング経験があること
    資料:
  47. ChatGPTでIoTプログラミング
  48. 研究室名: 情報基盤システム学研究室
    開催方法: 対面のみ
    概要: IoTとAIの魅力的な世界に飛び込みましょう!プログラミング経験は問いません。初日はIoTの基礎からスタートし、センサーの種類やデータ収集方法、そしてその情報をどのように利用するかについて学びます。さらに、ChatGPT4を使用した対話型プログラミングのセッションを通じて、コードの書き方や問題解決のアプローチを実践的に習得します。ChatGPT4の支援により、プログラミングのハードルが大幅に低減され、初心者でも容易にコードを書くことが可能になります。二日目はより応用的で、Raspberry Piを中心に、温度センサーや光センサー、モーションセンサーなど多様な電子部品を使って、独自のIoTアプリケーションの開発に挑戦します。例えば、実際のデバイスを用いて、例えば温度センサーからのデータを収集し、それを処理して部屋の温度変化をグラフ化するアプリケーションや、光センサーを使って、室内の明るさを監視し、一定の光量を下回った際に自動的に照明を点灯させるシステムの開発ができます。IoTアプリのアイディアやその具現化方法自体もChatGPT4にどう問いかければ良いサポートが受けられるか試行錯誤してみましょう。
    開催期間: 2日間
    定員: 4
    受入条件: 授業レベルのプログラミング経験が望ましい
    資料:

研究室見学

研修を受ける研究室以外の研究室を見学したい場合には、研修を受ける研究室の担当者と予め相談の上、 いつでも見学会というシステムを利用してください。

大学へのアクセス

本学へのアクセスページを参考にしてください。

宿泊施設の案内

近隣のホテル(有料)は FAQのページにあります。予約は自身で行ってください。

交通機関運休及び気象警報発令の場合のセミナーの取扱いについて

1. 交通機関運休の場合

大規模な災害、事故等の発生により、通学路線のうち「近鉄電車(けいはんな線、奈良線、京都線)」あるいは「奈良交通バス(学研北生駒駅、学園前駅、高の原駅路線)」が運休した場合、その日のセミナーは中止とします。 なお、運休が解除された場合の取扱いは次表のとおりです。

2. 気象警報発令の場合

奈良市・生駒市のいずれか又はこれらの市を含む地域に「暴風警報(又は暴風雪警報)」又は「特別警報」が発令された場合、その日のセミナーは中止とします。なお、同警報が解除された場合の取扱いは次表のとおりです。

運休及び警報解除時刻授業の取扱い
午前7時以前に解除された場合 全日セミナー実施
午前10時以前に解除された場合 午後セミナー実施
午前10時を経過しても解除されない場合 全日セミナー中止

(注)運休(運行)及び発令(解除)の確認は、テレビ・インターネット等の報道によります。

過去のスプリング/サマーセミナー