title image

注意事項
緊急事態宣言の発令等によりオンライン実施に変更される場合があります。

奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学領域
スプリングセミナー2023 2/27–3/1

 奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学領域では、2023年2月27日(月)〜3月1日(水)に、NAISTの受験を真剣に考えている大学生以上 (高専4年以上、社会人も含む)を対象としたセミナーを開催します。 セミナーでの実習を通じて、最新の研究設備を使用でき、本学の先輩や先生と直接意見交換をすることが出来る貴重な機会となっています。

日時 2023年2月27日(月)〜2月28日(火)(2日間コース)または 2023年2月27日(月)〜3月1日(水)(3日間コース) (各テーマにより開催期間が異なるのでご注意ください)
場所 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学棟 (〒630-0192 奈良県生駒市高山町8916-5)
応募資格 大学生以上であること (高専4年以上、社会人も含む)。 性別、年齢、国籍、現在の専門分野などは問いません。
受験を考えていない方は いつでも見学会をご活用ください。
定員 テーマ毎の定員を確認してください。
募集締め切り後に集計し、応募者が多い場合は、各テーマにおいて選考いたします。
テーマの割り当てが決まり次第、メールで連絡します。
費用 参加費無料。ただし本学への交通費、および宿泊費は各自で負担してください。
応募方法 以下の「今すぐ応募する」ボタンをクリックし、参加申し込みフォームからお申し込みください。
応募期間:2023年1月31日まで
募集は終了しました
配属先の確認
問い合わせ先 スプリングセミナー2023実行委員会
ss2302[at]is.naist.jp

スケジュール

テーマ一覧

  1. モダン・ソフトウェア開発運用(DevOps)への招待:今日から使えるソフトウェアエンジニアリング技術
  2. 研究室名: ソフトウェア設計学
    開催方法: オンライン+対面
    概要: AgileやDevOpsに代表されるように,近年のソフトウェア開発では継続的にシステムの価値を高める取り組みが行われています.本セミナーでは,DevOpsで利用される様々なモダン開発支援ツールを用いて,コーディングからテスト・リリースまで,一連のソフトウェア開発を行います.具体的には,ビルド(Bazel/Gradle/Maven),リグレッションテスト(JUnit/PyUnit),コードレビュー(Pull Request),Continuous Integration/Delivery (GitHub Action/Travis CI),運用(Docker/Kubernetes)などを順に演習していく予定です(演習の進み具合により"運用"まで実施できない可能性がありますのでご注意下さい).また,研究課題になり得る,モダンソフトウェア開発方法でも解決できていない問題についても解説していきます.
    開催期間: 2日間
    定員: 5
    受入条件: ソフトウェア開発に興味があること・プログラミング経験があること(JavaやPython等のオブジェクト指向言語を事前に予習していることが望ましい)
    資料:
  3. 生体信号を読み取ってユーザの状態を認識しよう
  4. 研究室名: サイバネティクス・リアリティ工学研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: 筋電センサ、皮膚コンダクタンスセンサ、心拍数センサなどを用いてユーザの身体的あるいは心理的な状態を認識するシステムを作ろう。1日目は、基本的な開発手順について学び、サンプルプログラムの動作を確認したり、アイデア出しを行います。2日目は、他の参加者とともに、自身の興味やスキルに合わせてシステムの改良を行います。3日目にはシステムを完成させ、インストラクタや研究室メンバーの前でプレゼンをします。ジェスチャを検出してバーチャルの物体を動かしたり、部屋を装飾したり、ユーザのストレスを検出して慰めてくれるキャラクタを表示したり、いろんなシステム開発に挑戦してみましょう。
    開催期間: 3日間
    定員: 3
    受入条件:
    資料: https://carelab.info/ja/2023/01/10/spring-seminar-will-be-held-from-fab-27-to-mar-1-2023/
  5. スマホでARアプリを作ってみよう
  6. 研究室名: サイバネティクス・リアリティ工学研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: ポケモンGOやSNOWのようにカメラで現実環境を認識して映像を加工したり合成したりするARアプリを作りましょう。スマホのアプリ開発としてUnityとAR Foundationというツールを用いて、ノートパソコンで開発を行います(★オンラインを希望される場合でも、必要な機材は貸し出しますのでご安心ください★)。1日目は基本的な開発手順について学び、サンプルプログラムの動作を確認したり、アイデア出しを行います。2日目は自身の興味やスキルに合わせて、インストラクタと相談しながら物体認識や顔認識、ジェスチャ入力などにチャレンジしたり、自由にシステムを改良していきます。3日目はシステムを完成させて、インストラクタや研究室メンバーの前でプレゼンをします。部屋にバーチャルの花瓶や家具を置いてみたり、顔の年齢を変えてみたり、認識した物体を音声で知らせてみたり、いろんなアプリを考えてみてください。
    開催期間: 3日間
    定員: 5
    受入条件:
    資料: https://carelab.info/ja/2023/01/10/spring-seminar-will-be-held-from-fab-27-to-mar-1-2023/
  7. マイコンと機械学習を使って行動認識システムを作ろう
  8. 研究室名: サイバネティクス・リアリティ工学研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: コンピュータやセンサの小型化が進み、生活の中へと多くのシステムが導入され、人々を支えています。システムでは、センサから人々の行動に関するデータが取得され、コンピュータがそのデータを分析しています。本実習では、マイコン(M5Stack)とセンサ(加速度、ジャイロなど)を用いて、「センシング→行動認識」の流れを体験してもらいます。どのような行動をどのような手法(機械学習など)により認識するかについてアイデアを出すところから始めていただき、実装するまでをチャレンジしていただきます。オンライン参加の場合、マイコンとして、M5Stack Grayを郵送しますので適宜オンラインで質問などを受け付けながら進めていく予定です。M5Stack Grayはセミナー終了後に大学へと返送いただきます。
    開催期間: 3日間
    定員: 5
    受入条件:
    資料: https://carelab.info/ja/2023/01/10/spring-seminar-will-be-held-from-fab-27-to-mar-1-2023/
  9. 深層学習で霧画像を鮮明化してみよう!
  10. 研究室名: 光メディアインタフェース研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: 近年画像処理の分野では深層学習を用いたアプローチが大きな成果を上げています。一方で、深層学習がその性能を発揮するには十分な学習データが必要になります。本セミナーでは、霧画像を鮮明化することを題材とし、物理モデルを用いて合成した霧画像を深層学習の学習データとして用い、深層学習の有効性と限界について体験してもらいます。
    開催期間: 2日間
    定員: 5
    受入条件: Python によるプログラミング経験があることが望ましい。
    資料:
  11. 実装の脆弱性を利用して強力な暗号を解読してみよう!
  12. 研究室名: 情報セキュリティ工学
    開催方法: オンライン+対面
    概要: 暗号モジュールの動作中に生じる消費電力や放射電磁波といった本来の入出力以外の情報(サイドチャネル情報)を観察することで秘密鍵を奪うサイドチャネル攻撃が新たな脅威として注目を集めています。本セミナーでは、暗号アルゴリズムをソフトウェア及びハードウェア実装し、暗号処理の動作中に生じるサイドチャネル情報を実際に計測し、それを用いて暗号を解読する手法について学ぶと共に、こうした攻撃に対抗するための対策手法についての基本概念を学びます。
    開催期間: 2日間
    定員: 6
    受入条件: Pythonによるプログラム経験があること。
    資料:
  13. 人・ロボット共進化のための学習過程の数理モデル
  14. 研究室名: 数理情報学
    開催方法: オンライン+対面
    概要: 人・ロボット共進化AI構築にはヒトの学習過程の数理モデル化が重要である。本テーマではヒトの学習過程の数理モデルの性質を計算機実験で調べ、学習を最適化する方法を模索する。
    開催期間: 3日間
    定員: 1
    受入条件:
    資料: mi.naist.jp
  15. Beyond 5G通信基盤を支えるextended Berkeley Packet Filterによるトラヒック制御
  16. 研究室名: 大規模システム管理研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: Beyond 5G通信技術の到来により,モバイルネットワークやインターネットなどの通信サービスは社会基盤となっており,私達は多種多様なサービスを享受できます.一方で,ネットワークに接続するデバイス数の増加や多様化するネットワークサービスに伴い,ネットワーク上を流れるトラヒック量は日々増加していることから,高速にパケットを処理することが求められます.extended Berkeley Packet Filter(eBPF)は任意のソースコードをカーネルコードに注入することで,Linuxカーネルをプログラムにより制御する技術であり,カーネル上で高速なパケット処理を実現できることが知られています.本テーマでは,C言語やPythonなどを利用して,eBPFの基礎を学ぶとともに,eBPFによるカーネルネットワーキングの設計を体験してもらいます.
    開催期間: 2日間
    定員: 3
    受入条件: C言語およびPythonによるプログラミング経験があることが望ましい.
    資料:
  17. 【文理不問】次世代ソフトウェア業界を支えるノーコード開発の体験!〜AI・ビッグデータ・RPAの活用まで理解できる〜
  18. 研究室名: ソフトウェア設計学研究室
    開催方法: オンラインのみ
    概要: デジタル社会の急速な発展に伴い、より効率良く・高速にWebアプリやソフトウェアを開発する必要性が高まってきました。従来のソフトウェア開発では常識であったプログラミングは、柔軟なソフトウェアを開発できる一方で、開発工数や時間を要してしまうことが課題でした。しかし、近年ではノーコード開発と呼ばれる新たなソフトウェア開発手法が注目を浴びており、多くの民間企業でも急速に導入・利用が始まっています。ノーコード開発は、ソースコードの記述が不要なため、エンジニアでなくてもWebサービスの開発が可能であることから世界的に注目されています。本講座では、次世代のデジタル社会を支えるノーコード開発技術(Microsoft Power Automate もしくは Power BI)を体験して、ここでしか見られない新たな可能性について追求していきます。
    開催期間: 2日間
    定員: 3
    受入条件: ・ソフトウェア開発に興味があること ・AI・ビッグデータの活用について興味があること ・ノーコード開発を経験したことがある、もしくは講座開始までに必ず事前学習できる時間がある人
    資料:
  19. AR用頭部装着型ディスプレイ(HoloLens)を用いた現実とバーチャルの融合体験
  20. 研究室名: インタラクティブメディア設計学研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: 近年、VR(バーチャルリアリティ)体験用の頭部装着型ディスプレイ(HMD)が流行っており、体験されたことがある方は多いと思います。しかし、AR(拡張現実感)用のHMDを体験したことがある方は少ないのではないでしょうか?本テーマでは,Microsoft社のHMD、HoloLensを使用して、ARシステムの開発を行います。基礎の基礎から説明しますので、自信、経験が無い方でも大歓迎です。現実世界にCGキャラクタがあたかも存在しているかのような新たな体験をしてみませんか? #オンライン参加の場合、HoloLensとノートPCを事前に郵送し、貸し出しますので、ご自宅で最新のARとその開発を体験いただけます。
    開催期間: 2日間
    定員: 4
    受入条件: 特になし。
    資料:
  21. 技術をもってイヌの心に迫る
  22. 研究室名: 数理情報学研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: イヌとヒトは互いに寄り添い、深い関係を構築してきたが、それにも関わらず我々のイヌの心に対する理解はいまだに限定的である。イヌの心についての理解を促進するために、近年においてもイヌの情動状態や行動についての研究が盛んになされている。本テーマでは、画像中のイヌの情動状態推定技術について学習し、その適用を行う。また、心拍変動情報からのイヌの情動状態推定や他種の動物の行動分析など、動物の情動・行動・ヒトとのインタラクションの評価に関する我々の様々な技術的アプローチについても紹介する。
    開催期間: 3日間
    定員: 5
    受入条件: Pythonによるプログラミングの経験があることが望ましい
    資料: https://naist-mi-spring-seminar-2023.mystrikingly.com/
  23. ロボットに行動を学習させてみよう
  24. 研究室名: ロボットラーニング研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: 深層学習に代表される機械学習はデータから有益な情報を取り出すことができます.本セミナーは,ロボットが実際に取得したデータに機械学習を適用することで課題の解決に挑戦します.学習の仕組みとロボット制御への利用方法を学びます.
    開催期間: 2日間
    定員: 3
    受入条件: Pythonによるプログラミング経験があること.機械学習のパラメータ調整やロボット制御の経験があることが望ましい.実際にロボットを動かすので現地参加が望ましい.
    資料:
  25. サステナブルコンピューティング基盤
  26. 研究室名: コンピューティングアーキテクチャ
    開催方法: オンライン+対面
    概要: 既存のCPUやGPUなど、電力消費量の多い既存コンピュータは、もはや持続可能ではない。持続可能な高効率計算基盤の実践的演習に取り組む。キーワードは、CGRA、ブロックチェインアクセラレータ、確率的計算原理、ニューロモーフィックデバイス。
    開催期間: 3日間
    定員: 6
    受入条件: C言語によるプログラミング経験
    資料: http://archlab.naist.jp
  27. CTFで学ぶサイバーセキュリティ
  28. 研究室名: サイバーレジリエンス構成学研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: CTF (Capture The Flag) とは、サイバーセキュリティのスキルを競い合うセキュリティコンテストです。サイバーセキュリティのスキルを用いて、課題の中から隠された答えとなるFLAGを見つけ出し得点を稼ぐ競技となります。本演習では、CTF に関連する基本知識解説を行った後 、実際にCTFの演習を行うことで実践力の強化を目指します。オンライン・対面どちらでも参加可能ですが、対面が望ましいです。
    開催期間: 2日間
    定員: 5
    受入条件: プログラミング経験があると望ましい
    資料:
  29. 100台の小型ロボットを協調させよう
  30. 研究室名: ディペンダブルシステム学研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: インターネットをはじめとして、世の中のほとんどのシステムは、多数のコンピュータが協調動作する分散システムです。本セミナーでは、100台の小型ロボット(kilobot)を協調動作させることで、分散システムにおけるアルゴリズムの設計を体験してもらいます。ロボット間の協調動作において現れる特有の問題やその解決方法の一部を、実機での実習を通じて学びます。オンラインのみの場合は、シミュレーションによって分散アルゴリズムの設計を体験してもらいます。
    開催期間: 3日間
    定員: 3
    受入条件: プログラミング経験があること
    資料:
  31. 人に優しい対話エージェントの振る舞いを一緒に考えよう!
  32. 研究室名: インタラクティブメディア設計学研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: スマホアプリやPC内で動作する対話エージェント(キャラクタ)が、人と接するときどのような振る舞いが良いだろうか?そのエージェントの見た目の印象の変化や、振る舞いの変化が人に与える影響の違いを一緒に探求していきます。初日は、基本的な知識の共有や最先端研究について学びます。次に、学んだことをもとにアイディアを練り、エージェントの振る舞いについて考えて、作っていきます。また、その際にエージェントが人に与える印象をセンサを使って可視化することで、人の感情の計測についても体験していきます。最後に、まとめとして、学んだことのプレゼン作成とデモ発表を行います。この2日間を通して、ヒューマンロボットインタラクションという研究の魅力を短期集中型で体験することができるセミナとなっています。
    開催期間: 2日間
    定員: 4
    受入条件: 特になし
    資料:
  33. BLEを用いた混雑度センシング
  34. 研究室名: ユビキタスコンピューティングシステム研究室
    開催方法: オンライン+対面
    概要: BLEセンサを用いて収集したデータを解析することで、バスや都市の混雑度を推定する。Pythonを使用して、大量データの処理、機械学習を行う。
    開催期間: 3日間
    定員: 3
    受入条件:
    資料:

研究室見学

研修を受ける研究室以外の研究室を見学したい場合には、研修を受ける研究室の担当者と予め相談の上、 いつでも見学会というシステムを利用してください。

大学へのアクセス

本学へのアクセスページを参考にしてください。

宿泊施設の案内

近隣のホテル(有料)は FAQのページにあります。予約は自身で行ってください。

交通機関運休及び気象警報発令の場合のセミナーの取扱いについて

1. 交通機関運休の場合
大規模な災害、事故等の発生により、通学路線のうち「近鉄電車(けいはんな線、奈良線、京都線)」あるいは「奈良交通バス(学研北生駒駅、学園前駅、高の原駅路線)」が運休した場合、その日のセミナーは中止とします。 なお、運休が解除された場合の取扱いは次表のとおりです。
2. 気象警報発令の場合
奈良市・生駒市のいずれか又はこれらの市を含む地域に「暴風警報(又は暴風雪警報)」又は「特別警報」が発令された場合、その日のセミナーは中止とします。なお、同警報が解除された場合の取扱いは次表のとおりです。

運休及び警報解除時刻授業の取扱い
午前7時以前に解除された場合全日セミナー実施
午前10時以前に解除された場合午後セミナー実施
午前10時を経過しても解除されない場合全日セミナー中止

(注)運休(運行)及び発令(解除)の確認は、テレビ・インターネット等の報道によります。

過去のスプリング/サマーセミナー