高等専門学校生・大学生を
対象としたインターンシップ

情報科学領域では、2019年度より、高等専門学校生と大学生を対象としたインターンシッププログラムを実施しています。
本プログラムでは、情報科学領域教員の指導のもと、情報科学の先端的な研究テーマに関連する実習課題に取り組むと共に、研究室の行事(輪講、ミーティングなど)へも参加することで、大学院における研究の進め方、研究室の雰囲気、学生の生活スタイルなどを実体験できます。そして、本プログラムが、参加者(インターン生)の「大学院進学への強い動機付け」となることを期待しています。
なお、金額と人数に限りがありますが、本プログラム参加者に対する経済的支援制度を併せて開始します。
*2025年度より、従来の「いつでも体験入学」「サマー/スプリングセミナー」プログラムを本プログラムに統合しました。
お申し込み方法
本プログラムによりインターン生としての受入れを希望される場合は、下記の実施要領を参照の上、申込用紙に必要事項を記入してください。(申込用紙は、個人で申し込む場合と高等専門学校・大学で申し込む場合とで異なります。)
以下のメールテンプレートに従い、申込ファイルを添付して、internship2025@ml.naist.ac.jpまでメ―ルで申し込んでください。
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(件名)
インターンシップへの申込[××工業高等専門学校/○○大学 □□] - (本文)
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学領域
高等専門学校生・大学生を対象としたインターンシップ 担当者宛
下記研究室のインターンシップへ申し込みます。
名前:□□ (学校経由の場合は担当者名)
所属:××工業高等専門学校/○○大学
第一希望研究室:△△研究室
申し込みの詳細は添付のExcelファイルをご確認ください。
・××、○○、□□、△△をご自身で編集ください。
・Excelファイルに記入した第一希望の研究室名とメール本文に記入した研究室名に差異がないことを確認してください。
・メール本文には第一希望の研究室名のみで十分です。
・申込書提出前に希望研究室に連絡をとり、スケジュールや内容について具体的に相談しておくことをお勧めします。
・インターンシップを希望する期間の開始日の1カ月前までにお申し込みください。
インターンシッププログラム実施要領
対象者
原則,高等専門学校専攻科1年生,大学学部3年生以上とします。
受入研究室
過去のテーマ(参考)
コンピューティングアーキテクチャ |
・超効率計算基盤のアイデアから実装までの脳トレ ・高効率アクセラレータIMAX3でLLMが動く仕掛けを体験 |
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ディペンダブルシステム学 |
・AIにおけるセキュリティ/プライバシ上の脆弱性について考えよう ・モバイルエージェントでネットワークを探索してみよう ・テキスト分析からのプライバシ漏洩を阻止しよう ・100台の小型ロボットを協調させよう ・量子暗号の概要 |
大規模システム管理 |
・グラフ数え上げコンテストに挑戦しよう! ・Federated learningとSplit learningのボトルネック解析 ・Graphillionによる大規模グラフ処理 ・eBPFを利用したネットワークAI |
ソフトウェア工学 |
・Myソフトウェア開発AIをつくろう!モダンソフトウェア開発で体験するソフトウェア開発AIの現在 ・モダン・ソフトウェア開発運用(DevOps)への招待:今日から使えるソフトウェアエンジニアリング技術 |
ソフトウェア設計学 |
・Myソフトウェア開発AIをつくろう!モダンソフトウェア開発で体験するソフトウェア開発AIの現在 ・モダン・ソフトウェア開発運用(DevOps)への招待:今日から使えるソフトウェアエンジニアリング技術 |
サイバーレジリエンス構成学 | ・ハンズオンで学ぶサイバーセキュリティ |
情報セキュリティ工学 | ・実装の脆弱性を利用して強力な暗号を解読してみよう! |
ネットワークシステム学 | ・UWBを用いた屋内位置測位 |
情報基盤システム学 | ・ChatGPTでIoTプログラミング |
ヒューマンAIインタラクション | ・ロボットとどうコミュニケーションするのか? |
インタラクティブメディア設計学 |
・人に優しいエージェント(ロボット)の振る舞いを一緒に考えよう ・OpenCVを使って簡単AR体験をしてみよう ・拡張現実のためのコンピュータビジョンの基礎 |
光メディアインタフェース | ・生成AIを用いた自由視点映像生成 |
サイバネティクス・リアリティ工学 |
・生体信号を読み取ってユーザの状態を認識しよう ・Pseudo-haptics(触錯覚)を実装・体験してみよう ・スマホでARアプリを作ってみよう |
ヒューマンロボティクス |
・安心と信頼への道:歩行者と小型自動運転車両の新しいインタラクション設計 ・ヒューマンロボットインタラクションを実現するロボットの制御について学ぼう ・パーソナルモビリティを自動運転させてみよう |
ロボットラーニング |
・ロボット制御のための機械学習システム設計 ・AI・機械学習による実ロボット制御体験 |
数理情報学 | ・深層学習の汎用性の鍵『表現学習』を解剖する |
生体画像知能 | ・医用画像解析の最先端 |
受入期間・日数
4日以上4週間程度。
ただし、土曜日、日曜日、祝日、夏季一斉休業期間(8/14~8/16)、創立記念日(10/1)、年末年始休業期間(12/29~1/3)は、インターン実習を行いません。
- 実際の受入研究室、実習テーマ、期間・日数については、申込者の希望、研究室の都合等を勘案して調整、決定します。
経済的支援
宿泊費・交通費 | 宿泊が必要な場合 原則、「ゲストハウスせんたん」を滞在先とし、ゲストハウスの宿泊料を減免し、1,500円/泊(上限30,000円=20泊分)を支給します。 「ゲストハウスせんたん」に空きがない場合には、インターン生自身が宿泊先を手配するものとし、宿泊費補助として3,000円/泊(上限60,000円=20泊分)を、宿泊先から本学までの交通費補助として1,000円/日分の交通費相当分を一律に加算(上限20,000円=20日分)します。 なお、いずれも所属機関と本学間の交通費は支給しません。 |
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宿泊が不要な場合 原則、インターン生の所属機関から本学までの往復交通費を支給します。 |
- インターン生としての受入れや経済的支援については、ご希望に添えない場合があります。予めご了承ください。
その他
学生教育研究災害傷害保険や学研災付帯賠償責任保険など、不慮の災害事故に対する救済措置としての傷害保険、および、他人にけがを負わせたり、他人の財物を損壊したりしたことにより被る法律上の損害賠償を補償する保険に、必ず加入した上で参加してください。
問い合わせ先
インターン生に対する経済的支援の詳細をはじめ、本インターンシッププログラムについての問い合わせは、
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学領域事務室
TEL : 0743-72-5204
Email : is-jimu@ad.naist.jp
までお願いいたします。