「魅力ある大学院教育」イニシアティブ

- 未来を切り拓く情報科学人材育成コア -

奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
   
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 ご挨拶

「魅力ある大学院教育」イニシアティブ
 取組代表者 千原國宏







 
   情報科学研究科は、情報システム学専攻をベースに「未来を切り拓く情報科学人材育成コア」というテーマで、文部科学省「魅力ある大学院教育」イニシアティブに応募しておりましたが、この度、理工農系分野の大学院の一つに採択されました。なお、情報系は全国で5専攻が採択されています。
 この「魅力ある大学院教育」イニシアティブは、現代社会の新たなニーズに応えられる創造性豊かな若手研究者の養成機能の強化を図るため、大学院における意欲的かつ独創的な教育の取組(「魅力ある大学院教育」)を重点的に支援する平成17年度より開始された文部科学省の新事業です。
 情報科学研究科のプログラムは、本研究科が従来から実施してきた教育方針を堅持しつつ、教育内容を充実し、関連事業を拡大していくものです。具体的には、
  1. 技術者・研究者としての礎を築くコアカリキュラムの履修効果の向上
    方策1 : 講義体系の充実化
    方策2 : オンデマンド講義
  2. 社会をリードする人材育成のためのアドバンストプロジェクト(AP)の促進
    方策3 : 特待生AP
    方策4 : 地域貢献AP
    方策5 : 教育連携講座AP
    方策6 : 海外派遣教育AP
  3. 効率的支援や評価・改善サイクルをシステム化したしなやかな教育基盤の維持と向上
    方策7 : FDのシステム化
    方策8 : 使いやすいシラバス作成支援
という3つの柱と8つの方策で、意欲的かつ独創的な若手研究者を育成する卓越した大学院教育の拠点となることを目的としたものです。
 日本の大学院教育の改革を実践すべく1992年に創設されて以来、教員・学生・職員が一体となって新しい大学院の形成に日夜努力し、大学の使命である「知の創造」に繋がる研究面では本研究科が「電気・電子・情報」分野の21世紀COEプログラム、また「知の還元」に貢献する産学連携面では大学が「スーパー産官学連携本部モデル事業」に採択されている上に、さらに、今回、「知の継承」というべき教育面で文部省の支援事業に採択されたことは、教職員や学生諸君をはじめとする構成員また修了生を含む全員の努力の成果であり、改めて感謝したします。
 ここに、教員には従来に倍する熱意で研究教育に勤しまれること、また学生諸君には誇りを持って学業に専念されることを、それぞれ期待し、魅力ある大学院教育イニシアティブ取組代表者ならびに21COEプログラム研究拠点形成リーダとして、これら二大支援事業の推進に全力を尽くす決意を表明します。