自然言語処理学研究室の大羽 未悠さん(博士前期課程1年)らが、情報処理学会 第254回自然言語処理研究会において、優秀研究賞を受賞しました。(2022/12/1)
一般社団法人情報処理学会 自然言語処理研究会は、言語処理研究の発表の場として、音声言語および自然言語処理シンポジウムを開催しています。第254回となる今回は、11月29日から12月1日の日程で東京都の機械振興会館にて開催されました。 優秀研究賞は、各回の研究会において投稿される予稿の中から新規性、有用性、斬新性、将来性等の点で特に優れたものを表彰するものです。表彰件数は全体の10%程度とし、研究会の幹事と運営委員からなる選考委員会が選考します。 |
- 受賞者/著者 Awardees/Authors:
大羽 未悠、栗林 樹生(東北大学 / Langsmith株式会社)、大内 啓樹、渡辺太郎
受賞研究テーマ Research theme:
"言語モデルの言語獲得効率"
言語モデルの言語獲得過程や有する言語知識について、ヒトの言語獲得と対照した分析が行われています。既存研究ではヒトと言語モデルの第一言語獲得に焦点が当てられていましたが、本研究では第二言語獲得の過程・効率にスコープを広げた調査を行いました。具体的には、単言語の事前学習済みモデルを第一言語話者と見立て、第二言語のコーパスを用いた言語間の転移学習により言語転移をシミュレートし、学習設定や第一言語が第二言語の文法能力獲得にどのように影響するか考察しました。
- 受賞者のコメント Awardee's voice
優秀研究賞をいただき大変光栄に思います。ご指導頂いた共著の皆様に心より感謝申し上げます。今後さらにこの研究を発展させていけるように精進したいと思います。
- 外部リンク Links to:
第254回自然言語処理研究会のHP: https://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/event/nl254slp144.html