自然言語処理学研究室の大羽 未悠さん(博士前期課程1年)が、NLP若手の会 (YANS) 第17回シンポジウムにおいて、奨励賞を受賞しました。(2022/8/31)

 NLP若手の会 (YANS) は、自然言語処理および関連分野の若手研究者・若手技術者の交流を促進し、若手のアクティビティを高めることを目指したコミュニティです。YANS は Young Researcher Association for NLP Studies の頭文字をとったものです。第17回シンポジウムは、2022年8月29日-30日に、オンライン開催されました。
 NLP若手の会奨励賞はこれから始まる、または始まったばかりの研究を奨励することを主旨とするものであり、現時点の研究の完成度よりもアイディアの面白さ、及び新規性や発展性への期待を重視し、参加者の投票によって選考されます。
image
  • 受賞者 Awardee:
     大羽 未悠

  • 受賞研究テーマ Research theme:
    "言語モデルの第二言語獲得効率"
     言語モデルの言語獲得過程や有する言語知識について、ヒトの言語獲得と対照した分析が行われています。既存研究ではヒトと言語モデルの第一言語獲得に焦点が当てられていましたが、本研究では第二言語獲得の過程・効率にスコープを広げた調査を行いました。具体的には、単言語の事前学習済みモデルを第一言語話者と見立て、第二言語のコーパスを用いた言語間の転移学習により言語転移をシミュレートし、その効率や獲得された知識について明らかにしました。

  • 著者 Authors:
     大羽 未悠、栗林 樹生(東北大学 / Langsmith株式会社)、大内 啓樹、渡辺太郎

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
     奨励賞をいただき大変嬉しく思います。ご指導頂いた先生方に心より感謝申し上げます。より良い研究となるよう引き続き精進してまいります。

  • 外部リンク Links to:
    NLP若手の会 (YANS) 第17回シンポジウムのHP: http://yans.anlp.jp/entry/yans2022

>> 自然言語処理学研究室 / Natural Language Processing lab.