コンピューティング・アーキテクチャ研究室の安藤 拓翔さん(博士前期課程1年)らが、国際会議 CANDAR 2025においてBest Paper Awardを受賞しました。(2025/11/28)

 The Thirteenth International Symposium on Computing and Networking(CANDAR 2025)は、コンピューティングとネットワーキングのあらゆる側面における最新の研究成果と経験を共有するための国際会議です。本シンポジウムは、理論的研究から並列・分散システム、アーキテクチャ、アプリケーションの実践的な開発まで、幅広いテーマを扱います。第13回となるCANDAR 2025は、2025年11月25日(火)-28日(金)に山形県の山形テルサにて開催されました。 image
Best Paper Awardは、投稿された数多くの論文の中から、最も独創性、技術的貢献度、影響力の点で優れていると評価された論文に授与される権威ある賞です。本会議での安藤さんらの研究発表が高く評価され、今回の受賞に至りました。
  • 受賞者/著者 Awardees/Authors:
     安藤 拓翔 (博士前期課程1年)、竹内 歩夢(博士前期課程2年)、衛藤 優(博士前期課程2年)、中島康彦
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    写真右が安藤 拓翔さん

  • 受賞研究テーマ Research theme:
     "Energy-Efficient Hardware Acceleration of Whisper ASR on a CGLA"
     本研究ではWhisper等のASRの電力課題に対し、高効率なCGLA「IMAX」を用いた高速化手法を提案し、HW/SW協調設計により28nm ASIC実装でエッジGPU比1.9倍、ハイエンドGPU比9.8倍のエネルギー効率を達成しました。本成果は、エッジ環境における次世代ASRプラットフォームとしての有効性を示すものです 。
     
  • 受賞者のコメント Awardee's voice:
     この度は、CANDAR 2025においてBest Paper Awardという名誉ある賞を賜り、大変嬉しく存じます。ご指導いただいた中島先生、共に議論を重ねてくれた共著者の皆様、そして研究室のメンバーに心より感謝申し上げます。この受賞を励みに、今後もより実用的で社会に貢献できる計算機アーキテクチャの研究に邁進してまいります。

  • 外部リンク Links to:  
    - CANDAR 2025 HP: http://is-candar.org/
    - 研究紹介ページ: https://takuto-ando.github.io/ando_profile/about/
    - arXiv論文: https://arxiv.org/abs/2511.02269

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