自然言語処理学研究室の片山 歩希さん(博士前期課程1年)らが、YANS分野交流ハッカソンにおいて審査員特別賞と優秀賞を受賞しました。(2023/8/29)
YANS分野交流ハッカソンは、言語処理学会30周年記念事業の一環として、NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム前日(0日目)の8月29日(火)に開催されました。画像処理をはじめとする自然言語処理以外の分野の学生・社会人と広く交流することを目的のひとつとしています。 本ハッカソンでは、昨今の生成AIの登場を背景として、言語生成および画像生成の可能性を深く探る機会の創出を図りました。 具体的には、OpenAI APIを利用し、デモアプリ開発ハッカソンとリーダーボードハッカソンをそれぞれ開催し、1チームあたり5名程度のチームでテーマに取り組みました。 事前にベースとなるシステムの実装を共有し、当日はすぐに開発をスタートし、経験・未経験、学生・社会人の垣根を越えて、自然言語処理の若手研究者との交流を図りました。 片山 歩希さんらは、デモアプリ開発ハッカソンに参加し、審査員特別賞と優秀賞をダブル受賞しました。 |
- 受賞者 Awardees:
片山 歩希(M1)、馬越雅人 (LINE)、加藤大地 (東大)、亀井遼平 (TohokuNLP)
- 開発アプリ:
"大喜利マスターズ"
開発したアプリは、面白い大喜利を考えて敵を倒すゲームです。
遊び方として、ユーザーは敵としたい生き物の名前を入力します。すると、その生き物のドット調の画像が生成され、その生き物に関する大喜利のお題が出されます。ユーザーはそのお題に対して大喜利をすることで敵を倒せます。
大喜利のお題や評価はChatGPTを利用し、ドット調の画像はDALL・Eを利用して実装しました。
工夫点として、プロンプトに命令を与える際には英語に翻訳してから与えることで、安定した生成ができるようになりました。
- 受賞者のコメント Awardee's voice
まず初めに、審査員特別賞、優秀賞のWアワードを得ることができ嬉しかったです。
当日の4時間でこのようなアプリを作れたのは、メンバー同士の分担ができたことが鍵だと思います。 自分としてもNAISTの授業であるGEIOTを経て、プレゼンテーションや技術力を磨くことができたので、今回のハッカソンでW受賞ができました。 また、メンバーと会って、一緒に何かをやり遂げたいです。
- 外部リンク Links to:
・YANS分野交流ハッカソンのHP: https://yans.anlp.jp/entry/yans2023hackathon
・NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウムのHP: http://yans.anlp.jp/entry/yans2023