サイバネティクス・リアリティ工学研究室の鹿内 裕介さん(博士前期課程2年)らが電子情報通信学会 メディアエクスペリエンス・バーチャル環境基礎研究会においてMVE賞を受賞しました。(2021/1/22)

 メディアエクスペリエンス・バーチャル環境基礎(MVE)研究会は、電子情報通信学会に属する研究会として、メディアを利用した新体験の創出とそこからの新発見、およびVRをはじめとする今そこにない環境によるHI基盤に関連する研究成果発表と、専門家による意見交換の場を提供しています。
 本賞は、MVE研究会で発表された研究の中から内容、発表等が優秀なものに授与されます。
  • 受賞者/著者 Awardees/Authors:
     鹿内 裕介、磯山 直也、酒田 信親、清川 清
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    写真は鹿内 裕介さん

  • 受賞研究テーマ Research theme:
    "Phantact:実世界におけるプロテウス効果生起システムの提案"
     プロテウス効果という、バーチャルリアリティ環境で使用するアバタの見た目がユーザの行動や思考に影響を与える心理効果が知られている。本発表では、このプロテウス効果を日常環境で利用できることを目指し、ユーザが頭部の後方上部からの視点で自身の姿を見つつ周囲の環境も確認できる三人称視点の仕組みを構築し、ユーザの後ろ姿にアバタの後ろ姿を重ね合わせることでプロテウス効果を生じさせるシステムについて報告した。三人称視点の環境でもプロテウス効果を生じさられることを確認し、発表を行った。

  • 受賞者のコメント Awardee's voice:
     この度は栄誉ある賞をいただき、大変嬉しく思います。ご指導してくださった先生方、協力してくださったみなさまへ感謝いたします。

  • 外部リンク Links to:
     MVE研究会 受賞ページ: https://www.ieice.org/~mve/award.html

>> サイバネティクス・リアリティ工学研究室 / Cybernetics and Reality Engineering lab