あるタンパク質の立体構造データを入手するには、PDBのWebサーバから、検索を行えばよい。 PDBコード("1flv")やタンパク質名("flavodoxin")などからも検索可能だが、もっとも確実に 同定するのはアミノ酸配列による検索である。 アミノ酸配列
MSKKIGLFYGTQTGKTESVAEIIRDEFGNDVVTLHDVSQAEVTDLNDYQYLIIGCPTWNI GELQSDWEGLYSELDDVDFNGKLVAYFGTGDQIGYADNFQDAIGILEEKISQRGGKTVGY WSTDGYDFNDSKALRNGKFVGLALDEDNQSDLTDDRIKSWVAQLKSEFGLに相当する立体構造データをRCSB-PDBかPDBjのどちらかのサーバからダウンロードせよ。
左メニューの[Search] から [Sequence] を選び、配列からの検索エンジンに移り、"use Sequence"をクリックして、クエリ配列をコピー&ペーストして、"Evaluate Query"ボタンを押す。ヒットしたエントリの どれかをクリックし、メニューの"Download Files"から、"PDB txt"を選んで、マイドキュメントにダウンロードする。
左メニューの"Search >>"から、[Sequence-Navigator]を選び、、クエリ配列をコピー&ペーストして、"Find All Homologues"ボタンを押す。ヒットしたエントリの どれかをクリックし、[Download/Display]ボタンを押し、圧縮していないPDB formatの 形式(表の2行目) の"download"ボタンを押して、マイドキュメントにダウンロードを行う。
ダウンロードしたファイルを、プログラムRasMolで表示してみよ。
RasMolの使い方については 立体構造可視化プログラムRasMolの使い方 のPDFファイルを参考にすること。
これらの六つの構造データを用いて、配布のプリントの課題1、 課題2、課題3 を行いなさい。
インフルエンザウィルスのノイラミニダーゼ(2009年5月8日、成田空港で採取) のアミノ酸配列NaritaH1N1 の立体構造を MATRASサーバ(http://biunit.naist.jp/matras) にアクセスして、 予測せよ。
MATRASサーバの詳細な使い方については MATRASサーバを用いた立体構造予測:簡易ホモロジーモデリング のPDFファイルを参考にすること。
(1)[Sequence Search vs PDB] を選び、クエリ配列をコピー&ペーストして、"Search"をクリックする。
(2)BLASTの結果がグラフィカルに表示される。適当なホモログのPDBコードをクリックする。(タミフルの構造が
含まれている3cl2AのPDBを選択すること。)
(3)ペアワイズアライメントが表示される。Seq-Replaced 3D Structure の[PDBfile]をクリックすると、
(4)モデル構造のPDBファイルが表示される。
(5)これをブラウザのメニューの[ページに名前をつけて保存]で、テキスト形式でNaritaH1N1.pdb"というファイル名で保存する。
(6)保存したPDBファイルをrasmolで表示する。
予測した立体構造と、 回答用紙に載っているマルチプルアライメントを比較し、保存アミノ酸が 立体構造上、どういう位置にあるか、確認することで、配布プリントの課題4に答えよ。