ゼミナールI講演 |
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日時: | 平成26年11月14日(金)5限 (16:50 -- 18:20) Wed., Nov. 14th, 2014 (5th Period, 16:50 -- 18:20) |
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場所: | L1 |
講演者: | 山口修治 (総務省総合通信基盤局データ通信課) Shuji Yamaguchi (Computer Communications Division, Telecommunications Bureau Ministry of Internal Affairs and Communications) |
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題目: | グローバルなインターネット政策 |
概要: |
インターネットには、国境の概念がなく、その基盤はグローバルに運用されている。このため、インターネットのルールや仕組み(インタネットガバナンス)も、従来の国や管轄権とういう枠を越えて、グローバルな多様な関係者のコンセンサスにより定めていくという新しいプロセス(マルチステークホルダープロセス)の動きが高まっている。 特に、インターネットの資源管理(IPアドレスやドメイン等)における、現在の米国中心の管理体制を、マルチステークホルダーに移管するという、新たなフェーズに向けた具体的な検討が開始されている。 また、米NSAによるブラジル大統領の盗聴問題発覚を契機に、ブラジルが主導するマルチステークホルダーによるインターネットガバナンスの 活動も活発化している。本年4月には、ブラジルで、マルチステークホルダー自身が主催・運営したグローバル会合(NETmundial会合)が開催され、同プロセスのグローバルな気運を益々高めている。 このようなインターネットのグローバルなガバナンスに関する動向や議論について、各ステークホルダーの表裏事情を含め紹介する。 |