ゼミナールI講演 |
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日時: | 平成26年6月9日(月)3限 (13:30 -- 15:00) Mon., Jun. 9th, 2014 (3rd Period, 13:30 -- 15:00) |
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場所: | L1 |
講演者: | 高村大也 (東京工業大学精密工学研究所) Hiroya Takamura (Tokyo Institute of Technology) |
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題目: | 文書要約への数理的アプローチ |
概要: | 文書要約は,与えられた文書の主題をなるべく多く被覆した簡潔な要約文書を生成する研究課題である.例えば単純な分類問題などで定式化できるのは文書要約のごく一部であり,より複雑なモデルが必要とされる.本講演では,MMRなどの古典的な手法,グラフベースアルゴリズムに基づく手法,整数計画問題などの最適化問題に基づく手法など,ここ約10年間に提案された代表的な手法を紹介する.また,モデル,学習,デコーディングという要約生成のために必要な三要素のどの部分に,様々な要約研究が貢献しているかを整理する.それを踏まえ,文書要約研究の最先端では何が起こっているのか,次の10年間に何が起こるのかを議論する.本講演の前提知識は,言語処理の基礎,言語処理における分類問題を機械学習を用いて解く基本的なプロセスと考え方,整数計画問題の超初歩,PageRankアルゴリズムなどである. |