ゼミナールI講演 |
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日時: | 平成24年11月19日(月)3限 (13:30 -- 15:00) |
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場所: | L1 |
講演者: | 川嶋 宏彰 (京都大学) |
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題目: | ハイブリッドシステムを用いた動的事象のモデル化とその応用 |
概要: | 実世界における人の動きや,表情変化など,複雑なダイナミクスからなる動的事象を,「ハイブリッドシステム」を用いてモデル化する方法を紹介する.カメラやマイクといったセンサで計測することで時系列データが得られる.人の動きがいくつかの単純なプリミティブで表され,それらの切り替わりとして表現できる場合などには,その計測データから,それらプリミティブをそれぞれモード(微分方程式系)として自動的に獲得,分節化でしながらモデルの学習(同定)を行うことができる.一方,いったん同定されたシステムは,再び学習データに近い時系列信号を生成することができ,これらの特徴を利用して,複数メディア信号間のタイミング構造のモデル化や,音声から映像生成を行うといった応用事例を紹介する. |