ゼミナールI講演 |
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日時: | 平成23年10月31日(月)4限 (15:10 -- 16:40) |
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場所: | L1 |
講演者: | 杉田 茂樹(小樽商科大学 学術情報課長) |
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題目: | 研究影響力の最大化のための二つの方策 |
概要: | 学術雑誌出版のビジネス化と価格高騰に伴う1990年代の学術雑誌流通不全 状況は、電子ジャーナルの成立・大量導入によって表面的に鎮静されつつ、なお オール・オア・ナッシングの財政的脅威として高等教育機関を圧迫している。商 業出版社の“商品”となった学術情報流通を研究者自身の手に取り戻すことを目指 した「オープンアクセス運動」の理念と、その実現策としてのセルフアーカイビ ング及びオープンアクセス出版についてお話しする。 |
講演者: | 轟 眞市(物質・材料研究機構 光材料センター主幹研究員) |
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題目: | オープンアクセス : 研究者の立場から |
概要: |
講演者はNIMS所属の研究者であり、2000年頃から個人ホームページ上で
セルフアーカイビングを行っている。研究成果の発信に加えて、研究生活に必要
な情報管理やプレゼンテーションに関するノウハウも公開している。
自身のHPに英語で書いた論文を和訳して置いてみる、ビデオを公開してみるな
ど、読者との敷居を低くすることで、新たな読者の発見やアクセス数の増加な
ど、セルフアーカイビング活動のもたらす波及効果について、実践をふまえた発
言をお願いする。 (参考資料) 轟 眞市. 異分野の研究者から論文を引用されるようになって見えてきたこと, マテリアルインテグレーション, 23, 1, pp. 59-61 (2010). http://pubman.mpdl.mpg.de/pubman/item/escidoc:198879 |