ゼミナールI講演

日時: 2011(平成23)年1月11日(火)3限 (13:30 -- 15:00)
場所: L1

講演者: 木下 信一 ((株)サンモアテック)
題目: 企業におけるIT活動の変遷と現状
概要: 企業におけるコンピュータシステムの活用と企業経営の関係を歴史的に考える。コンピュータが企業に導入されてほぼ半世紀が経過したが、給与計算から始まって、IT活動は順次、70年代の経営情報システム・80年代の戦略情報システム・90年代のeビジネスそして21世紀初頭のWeb2.0という時期を経て、現在のクラウド時代となった。この流れを経営側面・技術側面・組織側面で考える。そして、最後に構造改革に取り組む現在の企業IT部門の現場の動きをご紹介したい。
講演者紹介:
  1. 1948年生まれ、神戸大学経営学部出身。
  2. 1971年にサントリー入社し、IT一筋です。 (システム屋であり、コンピュータ室に閉じこもる仕事ではなく、 営業・生産・物流・人事・経理いろんな現場の人と苦楽を共にして システムを作って動かす仕事を生業にしてきました。)
  3. 1990年代にアメリカのRAD系ソフトウエア(NOMAD)の輸入・日本語化・社内活用・販売の新規事業 に挑戦しましたが、成功したとはいいがたい。
  4. 2000年問題以降、情報システム事業部副事業部長としてシステム構造の<オープン> <非同期・疎結合>化という改革を指揮し、大型汎用機4台撤去。   
  5. 2005年サンモアテック社長で出向。5年間で利益は4倍強となる生産性向上を指導。
  6. 2010年社長退任し、特命顧問就任。 現在、顧問としては (1) 社会貢献(OGIS社と連携し、障がい者による中古パソコンの再生事業企画推進)と (2) 人財育成に取り組んでおります。

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