入試に関するQ&A

1. 入試の方法

Q.
研究室を見学した方が入試に有利ですか?
A.
それ自身が直接有利に働くことはありません。しかし、見学することで、そこで具体的に研究されている内容の理解が深まり、研究室選択の一助となるでしょう。また、小論文を書く上で、大きなヒントが得られるかも知れません。オープンキャンパスなどの機会を利用して、是非、本学を訪問してください。
Q.
入試での配点はどのようになっていますか?どの科目に力を入れたらよいでしょうか?
A.
2020年春学期以降入学については、配点は書類審査50点、英語30点、数学30点、面接90点 (小論文を含む) となっており、200点満点の合計点で評価されます。それ以前の分につきましては非公開です。なお、配点は予告なしに変更されることがあります。
Q.
学部の成績はどの程度考慮されるのでしょうか?
A.
上記の配点の書類審査に含まれます。評価方法については非公開です。

2. 小論文

Q.
小論文はどのように書けば良いでしょうか?
A.
小論文の書き方、内容は評価の対象になります。従って、提出前に十分推敲をすることは当然です。
形式的にはA4用紙2枚という指定だけですが、記述量があまりに少ないとやる気が疑われます。逆に、ぎっしりと文章を書かれても読みにくくなります。図・表を適切に入れるなど、プレゼンテーションを工夫すればどうでしょう。内容的には、(一般論ですが)論理的に矛盾がないように書くこと、自分のやりたい研究内容・目標をしっかりと記述すること、面接時にはそれを自分の言葉ではっきりと説明できるように準備しておくことは重要です。
Q.
希望する研究テーマが複数ありますが、小論文ではどのように書けば良いでしょうか?
A.
小論文は量的な制限があり、その範囲内で自分の主張を書く必要があります。必ずしも、小論文に書かれた内容で入学後の研究が制限されることはないので、自分なりに重要度を判断して書いてください。
Q.
小論文は手書きでも良いですか?
A.
手書きでも受け付けますが、できるだけワープロなどを利用して下さい。
Q.
小論文の様式はどうすればよいでしょうか?
A.
A4用紙2枚の範囲で任意様式となっています。「これまでの修学内容(卒業研究等)」及び「本学において取り組みたい研究分野・課題」の2つの課題について記述してください。詳しくは学生募集要項をご覧ください。なお、試験を英語で受験する場合、小論文は英語で記述してください。

3. 英語

Q.
TOEICの成績証明書を持っていませんが、受験できないでしょうか?
A.
TOEICでなくても、IELTS、TOEFL、Duolingo English Test のいずれかのスコアを提出可能です。詳しくはこちらを御覧ください。
なお、TOEICの点数をどのように30点満点に変換するかは非公開です。また、スコアの提出がない場合は英語の得点は0点として扱われます。
Q.
TOEIC、IELTS、TOEFL、Duolingo English Test の換算は、どのように行われてますか?
A.
換算式は公表していません。ただし、異なる英語テストの複数のスコアが提出された場合はそれぞれ換算し、最も高い換算値を採用します。
Q.
提出するTOEICの成績証明書として、学校で受けたTOEIC IPテストの写真つきでない成績証明書は有効ですか?
A.
正式に発行されたものの原本で、TOEIC受験日が期限内であれば有効です。不明な場合は、教育支援課(下記)に照会してください。
奈良先端科学技術大学院大学 企画・教育部教育支援課入試係
TEL: 0743-72-5083 e-mail:exam@ad.naist.jp
Q.
TOEICはどれくらい取れればいいのでしょうか?
A.
合計点で評価しますので必要最低点などはありませんが、2022年度入試では日本語受験の合格者平均が718点ほど、英語受験の合格者平均が906点ほどです。

4. 数学

Q.
オンライン入試における数学の面接はどのように行われるのでしょうか?
A.
数学の面接時に表示される問題(代数、解析各1問)を解答していただきます。時間は約12分間です。(なお、従来の面接では、面接に先立って問題を下見する時間がありましたが、オンライン入試では下見はありません。また、問題の選択はできません。)
オンラインでの数学の面接に関するガイドライン(事前準備、当日の対応)を用意しましたので、こちらの動画(mp4形式)をご確認ください。
Q.
数学の問題の分野とレベルはどうなっているのでしょうか?
A.
理系の学部1・2年で習う数学です。詳しくはこちらを御覧ください。ホワイトボードを利用しながら、解答を口頭で説明してもらうという面接形式です。単に問題が解けたかどうかだけでなく、解くプロセス、説明の明快さ、関連する質問に対する受け答えなどを総合的に評価します。
Q.
大学では数学を勉強しませんでしたが大丈夫でしょうか?文系出身ですが、数学の問題は理系の数学知識を要求されるのでしょうか?
A.
出題範囲についてはこちらを御覧ください。入学後のためにも、独学で勉強されることをお勧めします。
Q.
解答を考える時間はありますか?
A.
数学に関して、下見の時間はありません。面接の中で問題を解く方法を説明しつつ、解答するようにしてください。

5. 面接・専門知識

Q.
面接ではどのようなことを質問されるのでしょうか? 高度な専門性を問われるのでしょうか?
A.
提出された小論文を題材として質疑応答が行われます。冒頭口頭でのプレゼンを求めることがあります。小論文の内容および関連する専門知識等について質問しますので、説明できるように準備してください。
Q.
面接試験に機器やプレゼン用の資料を持ち込んでもよいですか?
A.
面接時のプレゼンは口頭で行ってもらいます。機器やプレゼン用の資料、あるいはメモ等の持込みはできません。
Q.
面接の際、スーツ・ネクタイ着用でないといけませんか?
A.
そのような必要はありません。リラックスできる格好で受験してください。

6. 後期課程入試

Q.
後期課程入試の方法は?
A.
これまでの研究概要と今後の研究計画について小論文を提出し、40分程度の面接(プレゼンテーション20分、質疑応答20分)をして、判定します。そのような手続きも大事ですが、希望する研究室の先生と事前に良く相談しておくことも重要です。
Q.
後期課程入試の面接時、プレゼンテーションの専門性のレベルはどの程度に設定すれば良いでしょうか?
A.
修士課程修了(あるいは、それと同程度の研究能力)を前提としていますので、受験生各自の判断で決めてもらうしかありません。一般論として、(情報系であっても)専門外の人も聞いているという前提で、発表するのが良いと思います。

7. 受験資格

Q.
アメリカのcommunity college(2年制)を修了し、帰国してから3年制のコンピュータ専門学校に行っていますが、この専門学校を卒業した場合、受験資格がありますか?
A.
本学で行なう資格審査により、大学卒業と同程度と認められれば受験することは可能です。資格審査はケースバイケースで行なわれますので、明示的な基準を述べることはできません。手続きの詳細は本学教育支援課にお尋ねください。

8. 提出書類

Q.
健康診断書は不必要ですか?
A.
他大学院の事情は分かりませんが、本学を受験する際には、提出の必要はありません。

9. 第1回目の試験(7月)で合格した場合の特典

Q.
(競争率が低いこと、学生宿舎への入居で有利になること以外に)第1回目で受験するメリットは何ですか?
A.
これまでの例で言えば、合格最低点が2回目、3回目よりも低くなっています。また、第3回目の入試には社会人などの受験生も多くなり、通常の受験生にとっては、(手強い競争相手が居るという意味で)競争率の数字以上に厳しい入試になることも考えられます。合格者数も1回目が圧倒的に多いことを考えれば、入学後、本領域の研究室に配属を希望される方は、できる限り1回目の試験を受けることをお勧めします。

10. 研究室配属

Q.
配属される研究室はどのように決まりますか?
A.

いくつかのステップがあります。2022年度春学期の入試では以下のステップになります。

  • 受験当日に、希望研究室のアンケートを実施します。
  • 入試の結果と希望研究室を勘案して、配属可能な研究室の対応がとれた合格者に対して配属を内定し、通知します。(希望状況によっては、内定しない可能性があります。)
  • 入学後に改めて希望研究室のアンケートを実施します。この結果と各研究室の定員を勘案して実際に配属される研究室が決まります。

研究室配属の詳細はこちらを参照してください。

なお、第2回以降の入試を受験する際は、希望研究室の定員がすでに配属内定者で埋まっている場合がありますので、必ず出願前に希望研究室の担当教員に連絡をとってください。

Q.
なぜ配属内定通知を行うのですか?
A.
これまで研究室配属は入学後のアンケートが行われる4月中旬以降でないと確定しませんでした。配属内定通知により、合格後速やかにどの研究室に配属され得るかが分かりますので、安心してより良い入学準備をしていただけます。
Q.
第5希望まで研究室を選ぶのは難しいです。どうすれば良いでしょうか?
A.
様々な研究室を知る良い機会でもあるので、ぜひ第5希望まで考えてみてください。
Q.
配属内定はいつごろ通知されますか?
A.
7月の入試は7月末、10月の入試は11月下旬、3月の入試は3月中旬、をそれぞれ予定しています。3月の入試では入学意思確認を行っていないのでご注意ください。

11. 見学について

Q.
一度見学に行きたいのですが、どこに申し込めば良いのでしょう?
A.
情報科学領域、総合情報基盤センター、電子図書館では、「いつでも見学会」というキャッチフレーズで、随時研究室や各種設備の見学ができます。 詳しくは、いつでも見学会を御覧ください。

12. オープンキャンパス

Q.
オープンキャンパスの参加に事前の予約は必要ですか?
A.
予約は要りません。日時等の詳細はホームページを参照してください。

13. 不測の事態による試験の延期

Q.
入試当日、台風などの影響で公共交通機関が使えない場合も試験は行われますか?
A.
第1回選抜試験(7月)については、自然災害等の不測の事態により選抜期日内での試験実施が困難となった場合に備えて予備日を設けています。(日程については募集要項を参照)ただし、受験生が自己判断でこの日に変更することはできません。指定された日時にどうしても受験できない場合は教育支援課入試係(電話0743-72-5083)に連絡して下さい。