IEEE 関西支部は、次世代を担う若い学生の研究を奨励するため、2004年より「学生研究奨励賞」を設け、優れた英文論文を発表し、本会分野の発展への将来の貢献が期待される関西支部の学生員を表彰しています。2021年9月に学術雑誌IEEE Robotics and Automation Letters(RA-L)にて出版された角川勇貴さんの研究が高く評価され、今回の受賞となりました。表彰式は、2月22日、IEEE関西支部定例総会中に執り行われました。
受賞者 Awardee:
角川 勇貴
受賞研究テーマ Research theme:
"Binarized P-Network: Deep Reinforcement Learning of Robot Control from Raw Images on FPGA", IEEE Robotics and Automation Letters ( Volume: 6, Issue: 4, pp. 8545-8552, Oct. 2021)
計算コストの高い深層ニューラルネットワークを、性能を損なわずに小規模に圧縮してロボット制御に適用できる学習アルゴリズムを開発しました。高性能計算機の搭載が難しいエッジロボットにおいて、低性能計算機でも難易度の高いタスクの制御方策を搭載できる方法として期待されます。