知能コミュニケーション研究室の河野 誠也さん(修了生)らが、人工知能学会より研究会優秀賞を受賞しました。(2021/6/21)

 人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)は、1992年の創設以来、言語・音声・対話に関する基礎研究から、音声処理・言語処理・対話処理に関するアルゴリズムやシステムの研究まで、多岐に渡る話題を扱っています。この度、2021年3月2日に開催されました第91回SLUD研究会における河野さん (当時、博士後期課程3年)らの研究発表が、2020年度研究会優秀賞に選ばれ、6月21日にオンラインで表彰式が執り行われました。 pic
  • 受賞者 Awardees :
     河野誠也、吉野幸一郎、中村 哲

  • 受賞研究テーマ Research theme:
    「マルチタスク学習に基づいた複数フロアの対話構造の自動解析」
     複数の対話フロアが互いに作用しつつ同時に存在する場合を複数フロアの対話と呼びます。複数フロアの対話における構造を理解・認識するモデルを構築することは、複数の人間と協働して実世界の問題を解決する対話ロボットを実用化するうえで重要です。本研究では、複数フロアの対話の対話構造を自動解析するために、注意機構とマルチタスク学習に基づいたニューラル対話構造解析モデルを提案しました。

  • 著者 Authors :
     河野誠也、吉野幸一郎、David Traum(米国USC)、中村 哲

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
     このような賞をいただくことが出来て、大変嬉しく思います。日頃より手厚いご指導を頂いた先生方、多方面からご支援を頂いた関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。 これを励みに引続き研究に邁進して行きたいと思います。

  • 外部リンク Links to:
    人工知能学会受賞者のページ: https://www.ai-gakkai.or.jp/about/award/jsai_award-sig/

>> 知能コミュニケーション研究室 Augmented Human Communication lab.