ユビキタスコンピューティングシステム研究室の福田 修之さん(博士前期課程2年)らがモバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会において、優秀発表賞を受賞しました。(2020/11/26)

 情報処理学会モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会は、モバイルコンピューティングに関して、基礎となる理論・技術,通信プロトコル、コンピュータアーキテクチャ、オペレーティングシステム、アプリケーション、応用事例,管理運用、さらに社会科学的考察などについて研究していくことを目指した研究会です。
  • 受賞者/著者 Awardees/Authors:
     福田 修之、松田 裕貴、荒川 豊(九州大学、JSTさきがけ)、安本 慶一

  • 受賞研究テーマ
    "健常者のうつ兆候検知に向けた睡眠状況と労働衛生指標の統計分析 "
     ウェアラブルデバイスで測定可能な睡眠が、労働者の抑うつ状態とどのように関係するのかを統計分析で明らかにしました。 抑うつと睡眠は古くから研究されていますが、これまでの先行研究では、健常者のうつ予防を目的にしたものはなく、被験者が重度の精神疾患者であることや、睡眠の測定に体に数多くの電極を取り付ける必要があるなどの問題がありました。 本研究では、実際に企業に勤める労働者が2週間ウェアラブルデバイスを装着し、収集された睡眠データと質問表による抑うつ気分スコアを用いて、健常者の抑うつ状態とどのように関係するのかを統計分析により明らかにしました。
     
  • 受賞者のコメント Awardee's voice
     睡眠について深く研究してきた結果をまとめることができ、学会で発表できてよかったです。睡眠は人によってさまざまであり、学会での議論を通して、いろいろな睡眠に関して感じる問題が見えてきて良かったと感じています。

  • 外部リンク Links to:
     モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム研究会 HP: https://mbl.ipsj.or.jp/excellent/2020/

>> ユビキタスコンピューティングシステム研究室 Ubiquitous Computing Systems lab.