情報セキュリティ工学研究室の大須賀 彩希さん(博士後期課程2年)らが、日本セキュリティ・マネジメント学会より辻井重男セキュリティ論文賞優秀賞を受賞しました。(2020/6/26)

 辻井重男セキュリティ論文賞は、情報セキュリティ総合科学の発展に多大な貢献をして大きな足跡を残してこられた辻井重男先生から「将来の情報セキュリティ人材育成の為に」との熱い想いと共にいただいた寄付を原資に、情報セキュリティ関連の団体の協力を仰ぎ、学生に限らず広く若手の研究者や実務家の、情報セキュリティの技術とマネジメントに係わる優れた論文を表彰するものです。
 第5回辻井重男セキュリティ論文賞には、学術研究論文11件、実務課題論文3件の、合計14件の応募があり、審査は、27名の審査委員により、辻井重男セキュリティ論文賞大賞1件、同特別賞3件、さらに同優秀賞2件が選定されました。
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  • 受賞者/著者 Awardee/Authors:
    大須賀 彩希(D2,NAIST)、藤本 大介(NAIST)、林 優一(NAIST)、本間 尚文(東北大学)、Arthur Beckers、Josep Balasch、Benedikt Gierlichs、Ingrid Verbauwhede(KU LUVEN ,ベルギー)

  • 受賞研究テーマ Research theme:
    "EM Information Security Threats Against RO Based TRNGs: The Frequency Injection Attack Based on IEMI and EM Information Leakage"
     
  • 受賞者のコメント Awardee's voice
     この度は栄誉ある賞を頂き、大変光栄に思います。本研究は、セキュリティの基盤技術として不可欠な真性乱数生成器に対する物理攻撃のセキュリティ境界を評価したものであり、研究の新規性や重要性が認められましたこと、大変嬉しく思います。この賞を励みに今後も研究活動に邁進したいと考えております。共著者の皆様や辻井重男セキュリティ論文賞審査委員会の皆様に深くお礼申し上げます。

  • 外部リンク Links to:
    日本セキュリティ・マネジメント学会 第5回「辻井重男セキュリティ論文賞」表彰式 HP:
    https://www.jssm.net/news/4845/?fbclid=IwAR175N0b8O7kTOVm4Q6Ikgf2WKsCVOo-elgGUwCz_SYRcMVPPiyHi3jVXdo

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