ソフトウェア工学研究室の上田 裕己さん(博士後期課程2年)が、2019年度未踏IT人材発掘・育成事業の「スーパークリエータ」に認定されました。
(2020/5/28)
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)では突き抜けた才能を持つ若いIT人材(クリエータ)を発掘・育成するために、2000年度から「未踏IT人材発掘・育成事業(未踏事業)」を実施しています。これまでに延べ1,700名以上のクリエータを採択・育成してきました。
特に卓越した能力を持つと認められたクリエータを「スーパークリエータ」として認定しており、今回認定した17名(13プロジェクト)を加えて総勢344名となりました。 (IPA HPより抜粋) |
- 受賞者 Awardee
上田 裕己
- 研究テーマ Research theme:
"開発者が行ったソースコード修正作業を学習し代行するボット"
本プロジェクトでは、開発者のソフトウェア修正方法を「学習」し「再現」するツール“DevReplay”を開発した。最初に、開発者の開発履歴を「学習」するスクリプト群を開発した。次に「再現」方法をプログラミングエディタ上で提案するアプリケーション、およびGitHub
で修正方法を提案するボットを開発した。ソフトウェア開発の現場において、デバッギング作業はソフトウェアの信頼性確保に重要であると同時にコストの高い作業でもある。修正作業も含めたデバッギングは開発作業全体で約50%の時間的コストを開発者が消費しているとの報告もあり、本ツール群を用いることで開発者は定型的な開発作業をツールに任せ、作業コストを減らすことが可能になる。
- 受賞者のコメント Awardee's voice
この度、栄誉ある認定をいただくことになり光栄に思います。お力添えいただいた竹迫PM、石尾先生、松本先生にこの場を借りてお礼を申し上げます。この認定を励みにこれからも邁進してまいります。
- 外部リンク Links to:
情報処理推進機構の関連ページ: https://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/2019/20200528.html
>> ソフトウェア工学研究室 / Software Engineering lab.