計算システムズ生物学研究室の弘世和久さん(博士前期課程2年)が、 The Asian Regional Conference on Systems BiologyにおいてBest Oral Presenterを受賞しました。(2020/3/4)
The Asian Regional Conference on Systems Biology(ARCSB2020)は、マレーシア国立大学システム生物学研究所(INBIOSIS)が半年に一度開催するアジア地域会議です。各国のシステム/合成生物学の研究者、事業者が一堂に会し、同分野の研究ネットワークを構築し、議論を交わします。第5回目となる本会議は、2020年3月2日から4日まで、マレーシアのランカウイ島にて開催されました。 |
- 受賞者 Awardees:
弘世 和久(博士前期課程2年)
- 研究テーマ Research theme:
”Construction of Schizophrenia and Bipolar Disorder Related Protein-Protein Interaction Network for Pathway Analysis”
統合失調症とは陽性(幻覚や幻聴)と陰性(意欲の減退や思考の低下)の二つの症状を持ち、双極性障害とは躁と鬱の起伏が激しくなる気分障害の一つである。両者は神経の失調を起こし、最悪の場合、自殺の可能性もある。疾患について理解するために、特徴的な代謝産物は特定されている。しかし、その代謝産物とたんぱく質の関係性は明らかになっていない。そこで代謝産物に関係するたんぱく質間相互作用から特徴を抽出し、考察することで両者における代謝産物とたんぱくの関係性を明らかにした。
- 著者 Authors:
Kazuhisa Hirose, João V. Nani, Lucas C. Porta, Naoaki Ono, Shigehiko Kanaya , Mirian.A.F.Hayashi, (c),Md.Altaf-Ul-Amin
- 受賞者のコメント Awardee's voice:
計算システムズ生物学研究室の皆さんへ、心から感謝申し上げます。今回の発表と受賞を糧にこれからも日々精進していきたいと考えております。
- 外部リンク Links to:
ARCSB2020のHP: https://arcsb2020.weebly.com/