知能システム制御研究室の小蔵正輝助教が、IEEE Transactions on Network Science and Engineeringより2019 IEEE TNSE Best Paper Award Runners-up を受賞しました。(2019/4/2)

 IEEE Transactions on Network Science and Engineering (TNSE) は、IEEE Communications Societyにより編集されるネットワーク科学とシステム工学に関する論文誌です。2019 IEEE TNSE Best Paper Awardは、2014~2017年の間にIEEE TNSEで出版された論文を対象に授与される賞です。
  • 受賞者 Awardee:
    小蔵 正輝
  • 受賞テーマ Research theme:
    "Stability of Spreading Processes over Time-Varying Large-Scale Networks"
     本論文では、人間社会における伝播現象を数理的に解明するために、時変ネットワークの新しい数理モデルを提案しました。そのモデル上で発展する伝播が指数的に収束するための十分条件を与えました。十分条件を確認するための計算量は構成員の数について多項式オーダーで増加します。これにより従来法による指数的な増加を劇的に緩和することができ、大規模な複雑ネットワークへの適用が可能となりました。 (論文へのリンク: http://ieeexplore.ieee.org/document/7377119/ )

  • 著者 Authors:
    小蔵 正輝、Victor M. Preciado (University of Pennsylvania)

  • 外部リンク Links to:
    IEEE TNSE Best Paper Award | IEEE Communications Society:
    https://www.comsoc.org/publications/journals/ieee-tnse/ieee-tnse-best-paper-award

>>知能システム制御研究室 Intelligent System Control lab.