生体医用画像研究室の松岡拓未さん(博士前期課程2年)が、第37回日本医用画像工学会大会において奨励賞を受賞しました。(2018/9/20)
第37回日本医用画像工学会大会は2018年7月25日~27日に開催されました。日本医用画像工学会は、医用画像工学や、医用画像工学に関連する研究の連絡提携をはかるために設立された学会であり、それにより学術の発展と人類の福祉に寄与することを目的としています。本賞は、日本医用画像工学会がその年度の大会で優れた研究成果をあげた若手研究者(会期終了時点で 40 歳未満)に贈る賞です。プログラム委員や座長がその年度の発表者の研究発表を聞き、授与する研究者を大会終了後に選考します。 |
- 受賞者 Awardee:
松岡 拓未
- 研究テーマ Research theme:
"CycleGANによる異種モダリティ画像生成を用いた股関節MRIの筋骨格セグメンテーション"
医用画像からのセグメンテーションは、定量的な診断や患者個別のシミュレーションのため重要である。医用画像は、その撮像モダリティにより異なる特徴をもつ。CTは骨の構造を明瞭に撮影することができるのに対して、MRは軟組織の構造を明瞭に撮影することができる。このような違いはセグメンテーションにおいても考慮する必要がある。そこで本研究では、CycleGANを用いてMRIから同患者同姿勢のCT画像を生成することにより、セグメンテーションに活用する手法を提案した。
- 著者 Authors:
松岡拓未、日朝祐太、大竹義人、高尾正樹、高嶋和磨、Jerry L. Prince、菅野伸彦、佐藤嘉伸
- 受賞者のコメント Awardee's voice
この度は、このような賞を頂き大変光栄に思います。今回の受賞は先生や先輩方、スタッフの方々のご指導やご支援があってのことだと思います。今後とも研究に精進していきたいと思います。
- 外部リンク Links to:
第37回日本医用画像工学会大会のHP:http://jamit2018.jamit.jp/
>> 生体医用画像研究室 Imaging-based Computational Biomedicine lab.