ソフトウェア工学研究室の池田祥平さん(博士前期課程2年)がFOSE2017において貢献賞(ショートペーパー部門)を受賞しました。(2017/11/25)
本賞は、第24回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ (FOSE2017)に投稿された20件のショートペーパーの中から、深い問題提起や優れたプレゼンテーションを行うなど,参加者に大きな貢献を与えた発表者に授与されるものです。参加者の投票により決定されます。受賞した発表論文は以下の通りです。
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- 受賞者 Awardee
池田祥平
- 受賞研究テーマ Research theme:
"GitHubにおけるREADME記述項目の分析"
多くのオープンソースソフトウェア (OSS) プロジェクトは、公開したソフトウェアをユーザが正しく使用するために、ソースコードと共にドキュメント(e.g., README)を公開しています。READMEファイルには、OSSのインストール方法、利用例、ライセンスなどを記述していますが、2017年に発表されたGitHubの調査では、内容の不完全さが指摘されています。本論文では、ソフトウェアを説明するドキュメントとしてREADMEの作成支援に向けて、Githubに登録されている143,239件のプロジェクトが公開するREADMEファイルに記述されている項目を分析しました。分析の結果、対象プロジェクトの30%以上がInstall(インストール方法)、Usage(利用方法)、License(ライセンス)の項目を記述しており、特に、[Install, Usage, License]、及び、[Get start(始め方), Release history(リリース履歴), Contribute(貢献方法)]の3項目をそれぞれ同時に記述しているプロジェクトが多いことを明らかにしました。
- 著者 authors:
池田祥平、伊原彰紀、Raula Gaikovina Kula、松本健一
- 受賞者のコメント Awardee's voice
この度、栄誉ある賞をいただくことになり、光栄に思います。お力添え頂いた共同研究者の伊原彰紀助教、Raula Gaikovina Kula特任助教、松本健一教授にこの場を借りてお礼を申し上げます。本賞を励みにこれからもに邁進してまいります。
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