知能コミュニケーション研究室の品川政太朗さん(博士後期課程3年)が、電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解研究会において、月間ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。(2017/6/22)

電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解研究会(PRMU)は、画像や音声などを代表とする各種パターンメディアを認識・理解するための基礎理論から、その手法、各種応用技術までを対象分野とした研究会です。本賞は、各月のパターン認識・メディア理解研究会において、若手研究者による優れた研究発表1件以下に対し、表彰されるものです。
  • 受賞者 Awardees:
    品川 政太朗
    labol
  • 著者 Authors:
    品川 政太朗、吉野 幸一郎、サクリアニ サクティ、中村 哲
  • 受賞研究テーマ
    "DNNによる画像操作システム"
    画像の操作を自然言語で行うことで、低コストで思い通りの画像を得ることを目的とした研究です。

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
    私たちは情報伝達の媒体として画像をよく利用しますが、思い通りの画像が検索で得られない場合や、自作するにもそこまで労力をかけたくない場合があるかと思います。従来の、画像の説明文から画像を生成する手法は低コストで思い通りの画像を得る方法として期待されていますが、得た画像を少し修正するにも毎回画像全体についての説明文を一から入力し直す必要がありました。そこで本研究では画像の差分を自然言語の指示で表現することで画像の変更したい部分だけを変更することを容易にする手法を提案しました。実験では人工データを用いて提案手法が自然言語と画像間の差分の関係を明確に捉えていることを示しました。今後は実データへの拡張を行い、実際にユーザ評価を行う予定です。

  • 外部リンク Links to:
    研究会開催HP: http://www.ieice.org/iss/prmu/jpn/

>> 知能コミュニケーション研究室 Augmented Human Communication lab.