知能コミュニケーション研究室の水上雅博さん(博士後期課程3年)が、人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)第78回研究会において若手奨励賞を受賞しました。(2016/10/06)
本賞は人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)第78回研究会の若手ポスターセッションに投稿された発表の中から独創性・将来性のある研究に対して与えられる賞です。本発表は、同研究室の吉野幸一郎(助教)、Graham Neubig(現Carnegie Mellon University,助教)、中村哲(教授)との研究成果の一部です。
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- 受賞研究テーマ Research theme:
"エントレインメント分析に基づく用例選択モデルの提案 "
エントレインメントは対話中の話者間において話し方などの振る舞いが同調、類似する現象を指す。この現象は対話中の様々な要素で観測されることが知られており、また、対話のタスク成功率や自然性、対話意欲と相関することが報告されている。先行研究においては対話システムの制御において重要な役割を示す要素である対話行為や語彙のエントレインメントも報告されている。本研究では、これらの対話行為と語彙のエントレインメントを考慮した対話システムの応答選択モデルを提案し、より高い自然性や満足度を持つ対話システムの構築を目指す。
- 受賞者 Awardee:
水上雅博
- 著者 authors:
水上雅博・吉野幸一郎・Graham Neubig・中村哲
- 受賞者のコメント Awardee's voice
本研究発表が言語・音声理解と対話処理研究会において、若手奨励賞という栄誉ある賞をいただき大変光栄に思います。この賞を頂けたのも、ご指導してくださる先生方をはじめ、研究室メンバやご助言をくださった皆様のおかげであり、深く感謝しております。本賞を励みに、今後とも研究に邁進していく所存です。
知能コミュニケーション研究室/Augmented Human Communication lab.