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ユビキタスコンピューティングシステム研究室の中村 優吾さん(博士前期課程2年)らが、DICOMO2016においてヤングリサーチャ賞を受賞しました。 (2016/07/08)

DICOMOシンポジウムは、平成9年度の初開催以来、インターネットを中心とした通信技術から、マルチメディア通信、分散システム、グループウェア、モバイルコンピューティング、ITS、ユビキタス、セキュリティやデジタルコンテンツクリエーションに関する分野の研究について、学術的な研究論文のみならず、事例報告、問題提起などの論文も対象として、活発な議論を行ってきました。DICOMO 2016は2016年7月6-8日に鳥羽シーサイドホテルで行われました。ヤングリサーチャ賞は最優秀プレゼンテーション賞、優秀プレゼンテーション賞に次いで優秀な発表を行った25件に与えられる賞です。また、受賞者には29歳以下という制限があります。
fujiwara&yoi
  • 受賞研究テーマ Research theme:
    "観光案内向けCGMキュレーションのためのローカルIoTプラットフォームの提案"
    近年、地域活性化や観光支援に向けて、ユーザによって作られたCGM(コンシューマー・ジェネレーテッド・メディア)を対象とした次世代型のライブ中継サービスの登場が期待されている。現状のライブ中継サービスでは、特定箇所で撮影された映像を、経験豊富なディレクターが動的に取捨選択するによって、配信用の映像コンテンツを作成している。しかし、配信される映像のバリエーションは限られており、様々な嗜好を持つ視聴者の多様なニーズには答えられていない。ユーザによって撮影された多様なアングル、ズームレベルの動画像から、ユーザの嗜好に基づいた複数の映像コンテンツを生成することができれば、様々な嗜好を持つ観光客のニーズに合わせた次世代型のライブ中継サービスが実現可能になる。そこで、本研究では、各観光スポットで撮影された多様な動画像を、その場に存在するIoTデバイス群により分散処理し、嗜好データに基づいて編纂する実時間映像キュレーションシステムを提案する。

  • 受賞者 Awardee/著者 authors:
    中村 優吾, 諏訪 博彦, 荒川 豊, 山口 弘純(大阪大学), 安本 慶一

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
    この様な賞をいただけたことを大変嬉しく思っています。 ご指導いただいた先生方にこの場をお借りして深くお礼申し上げます。
    本賞を励みに、今後も研究活動に邁進していきたいと思います。

  • 外部リンク Links to:
    DICOMO2016シンポジウム 表彰ページ: http://dicomo.org/commendation/

>> ユビキタスコンピューティングシステム研究室 Ubiquitous Computing Systems lab.