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ユビキタスコンピューティングシステム研究室の松田 裕貴さん(博士後期課程1年)らが、DICOMO2016において最優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。 (2016/07/08)

DICOMOシンポジウムは、平成9年度の初開催以来、インターネットを中心とした通信技術から、マルチメディア通信、分散システム、グループウェア、モバイルコンピューティング、ITS、ユビキタス、セキュリティやデジタルコンテンツクリエーションに関する分野の研究について、学術的な研究論文のみならず、事例報告、問題提起などの論文も対象として、活発な議論を行ってきました。DICOMO 2016は2016年7月6-8日に鳥羽シーサイドホテルで行われました。最優秀プレゼンテーション賞は優秀な発表を行った上位3件に与えられる賞です。
fujiwara&yoi
  • 受賞研究テーマ Research theme:
    "多様なユースケースに対応可能なユーザ参加型モバイルセンシング基盤の実装と評価"
    いつでもどこでも環境や人の状況を把握,解析し,ユーザへと還元することを可能とするユビキタス社会の実現に向け,より効率的に環境や人をセンシングする手法が求められている.本研究では,ユーザが日常生活において利用する端末機器が環境や人をセンシングする,ユーザ参加型センシングに着目している.ユーザ参加型センシングは,ユーザがセンシングに参加するモチベーションを保つことや,使用端末のセンサ個体差や測定環境の差異を補正することが必要となるといった課題を抱えている.同時に,センシング需要の増加やセンシング対象の多様化に対応するため,より迅速にセンシングシステムを構築することも要求されている.本研究では,ユーザのモチベーションを高める機構や共通するセンサ個体差補正手法をモジュール化し,前述の課題を解決する機能を有したユーザ参加型センシングを誰もが簡単に実施可能とする,ユーザ参加型モバイルセンシング基盤を提案する.本稿では,センシング基盤の設計と実装について報告する.また,システムの評価として,実装容易性の検証,実環境における運用性能実験,スケーラビリティに関する実験を行った結果を報告する.

  • 受賞者 Awardee/著者 authors:
    松田裕貴, 荒川豊, 安本慶一

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
    このような栄誉ある賞を頂けたことをとても嬉しく感じています。 本賞を励みに、今後も研究活動に積極的に取り組みたいと考えています。

  • 外部リンク Links to:
    DICOMO2016シンポジウム 表彰ページ: http://dicomo.org/commendation/

>> ユビキタスコンピューティングシステム研究室 Ubiquitous Computing Systems lab.