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ユビキタスコンピューティングシステム研究室の前田 直樹さん(博士前期課程2年)らが、DICOMO2016において野口賞(3位)を受賞しました。 (2016/07/08)

DICOMOシンポジウムは、平成9年度の初開催以来、インターネットを中心とした通信技術から、マルチメディア通信、分散システム、グループウェア、モバイルコンピューティング、ITS、ユビキタス、セキュリティやデジタルコンテンツクリエーションに関する分野の研究について、学術的な研究論文のみならず、事例報告、問題提起などの論文も対象として、活発な議論を行ってきました。DICOMO 2016は2016年7月6-8日に鳥羽シーサイドホテルで行われました。野口賞はデモンストレーションの中で特に優秀だったものに与えられる賞です。
fujiwara&yoi
  • 受賞研究テーマ Research theme:
    "オフィスワーカのための自然なストレスモニタリングシステムの提案と設計"
    近年,事業所におけるオフィスワーカーの密度が上昇しているが,作業レイアウトや職場の照明や温度などが労働者の心理的なストレスの原因になることがある. また仕事に関する強い不安やストレスを感じている労働者の割合が高くなってきており,自殺した労働者数も年々増加している. そのため職場で積極的に心の健康の保持増進を図ることが重要な課題となっている. 本稿では,オフィスワーカーが自らのストレスを予防,軽減するためのセルフケアを行いやすいように,ユーザーのストレスを計測し通知するストレスモニタリングシステムを提案する. 提案システムは,Intel RealSense,Tobii EyeX,温湿度センサを備えたマウスデバイスを用いることでオフィスワーカーのキーボード,マウスの操作状況に加え,心拍,視線,手汗などのバイタル情報を自然な状態でのセンシングと通知を実現する. ニュース記事をテキストファイルに転写する作業をセンシングした結果,同じ作業を行った場合のオフィスワーカ毎の心拍の変化を確認した.またオフィスワーカの心拍数とタイピング量は関係ないことを確認した.

  • 受賞者 Awardee/著者 authors:
    前田 直樹, 平部 裕子, 荒川 豊, 安本 慶一

  • 受賞者のコメント Awardee's voice
    今回、この様な賞をいただけたことを大変光栄に思います。 ご指導いただいた先生方にこの場をお借りして深くお礼申し上げます。 本賞を励みに、今後も研究活動に邁進していきたいと思います。

  • 外部リンク Links to:
    DICOMO2016シンポジウム 表彰ページ: http://dicomo.org/commendation/

>> ユビキタスコンピューティングシステム研究室 Ubiquitous Computing Systems lab.