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知能コミュニケーション研究室の三浦 明波さん(博士後期課程1年)が、AAMT(アジア太平洋機械翻訳協会)長尾賞学生奨励賞を受賞しました。(2016/06/17)

AAMT(アジア太平洋機械翻訳協会)長尾賞学生奨励賞は、長尾真先生からAAMTへご寄付頂いた日本国際賞賞金を原資として、機械翻訳の発展に長年取り組んでこられた長尾真先生の機械翻訳への熱い思いを、次世代を担う学生諸君に伝え、将来の機械翻訳の発展に資する研究を見出し、もって学生諸君の奮起を促すことを趣旨として、2014年度に新設されました。今年度は、AAMT会員である指導教員の推薦により、4名の選考委員による厳正な審査を経て、昨年度に本学で発表された修士論文が受賞対象となりました。 miura
  • 受賞者 Awardee
    三浦 明波

  • 研究テーマ Research theme
    "中間言語モデルを用いた多言語機械翻訳の精度向上 "(2016年度奈良先端科学技術大学院大学の修士論文)
    本論文は、翻訳対象となる言語対に十分な量の対訳データが得られない場合に、第三の言語を中間言語として利用するピボット翻訳手法の新しい実装法を提案し、翻訳精度を大きく改善できることを示した。本論文は、今後、英語を介した日本語とアジア言語の翻訳のような語順が大きく異なる言語対への適用が期待できるなど、ピボット翻訳に関する新しい研究の方向性と発展の可能性を示している。

  • 受賞についてのコメント Awardee's voice

    この度は、長尾真先生の名前を冠する学生奨励賞受賞の栄誉に預かり、大変光栄に思っております。私は長尾先生の曾孫弟子に当たりますが、画像認識や自然言語処理の分野などで世界に先駆けて様々な研究をされてきた長尾先生から直々に表彰されたことに、とても感激しています。ご指導いただいた先生方に深く感謝するとともに、本賞受賞を励みにして、博士後期課程においても研究活動に尽力していきたく思います。

>> 知能コミュニケーション研究室/Augmented Human Communication