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知能コミュニケーション研究室の森下 睦さん(博士前期課程2年)が、第226回自然言語処理研究会・第111回音声言語情報処理研究会共催研究会において学生奨励賞を受賞しました。(2016/5/16)

第226回自然言語処理研究会・第111回音声言語情報処理研究会共催研究会は、2016年5月16日~17日に東京工業大学で開催されました。本研究会では学生セッションが設けられ、セッション内で発表した学生の中から参加者の投票などにより選出された学生に対し、学生奨励賞が授与されました。 morishita
  • 受賞者 Awardee:
    森下 睦

  • 研究テーマ Research theme:
    "様々な分野における対訳コーパスを用いた構文解析器の自己学習効果の検討"
    本研究では、対訳コーパス、統語べース翻訳器、機械翻訳の自動評価尺度を用いて、自己学習データを選択した上で構文解析器の自己学習を行う手法を、様々な分野を対象に適用しその効果を検証する。 本手法では構文木データを新たに人手で作成する必要が無く、対訳コーパスのみを用いて構文解析器を向上させられる利点がある。実験の結果、11種類中4種類のドメインにおいて、本手法がべースラインと比較して構文解析精度を有意に向上させることが分かった。また、提案手法による性能向上が最も期待できるドメインの特徴について調査した。なお、本実験で作成したモデルは今後公開する予定である。


  • 著者 Author:
    森下 睦, 小田 悠介, Graham Neubig, 吉野 幸一郎, 中村 哲

  • 受賞についてのコメント Awardee's voice

    この度はこのような貴重な賞を頂くことができ、大変嬉しく思っております。 取り組んできた研究を評価していただけるのは、 素直に嬉しく、これからの研究の励みになります。 ご指導いただいている先生方、研究室の学生の皆さん、 自由奔放に生きることを許してくれている両親に感謝するとともに、 これからより一層有益な研究ができるよう努力していきます。

>> 知能コミュニケーション研究室/Augmented Human Communication lab.