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自然言語処理学研究室の椿 真史さん(博士後期課程2年)の、情報処理学会 2015年度山下記念研究賞受賞が決定しました。授賞式は、2016年3月10日-12日 第78回全国大会にて行われます。(2015/11/9)

山下記念研究賞は、情報処理学会の研究会および研究会主催シンポジウムにおける研究発表のうちから特に優秀な論文を選び、その発表者に贈られているものです。

  • 受賞者 Awardee

    椿 真史(D2)

  • 研究テーマ Research theme
    「意味と構造の構成演算と類似度学習における非線形性」
    自然言語処理における意味研究では現在、「単語の意味」を比較的容易に扱うことができるようになった一方で、「文の意味」をどのように扱うかについては未だ多くの問題が存在します。我々の提案する手法は、ニューラルネットワークとカーネルという2つの非線形機械学習手法を融合することで、文の意味を簡潔に表現し効率的に処理することができます。この手法を用いて我々は、自然言語処理のコンペティションの上位チームをすべて上回ることに成功しました。


  • 受賞についてのコメント Awardee's voice

    歴代の受賞者は錚々たる先輩研究者の方々であり、身に余る光栄です。受賞を知った時は嬉しいというよりもむしろ、これからも精進し続けていく決意を新たにする思いでした。これからは後輩研究者の良き背中となるように、走り続けていく所存です。

>> 自然言語処理学研究室