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知能コミュニケーション研究室の中村哲教授が、 電子情報通信学会論文賞を受賞しました。(2015/6/4)

電子情報通信学会において、中村哲教授らの論文が、電子工学および情報通信に関する学問技術の発展に貢献する優秀な論文と評価されました。
nakamura
  • 受賞者/Awardees:
    松田繁樹、林輝昭、葦苅豊、志賀芳則、柏岡秀紀、安田圭志、大熊英男、内山将夫、隅田英一郎、河井恒(以上NICT)、中村哲(NAIST)
  • 研究テーマ/Research Theme:
    "多言語音声翻訳システム"VoiceTra"の構築と実運用による大規模実証実験"
    本論文では、著者らが開発したスマートフォン用多言語音声翻訳アプリケーション " VoiceTra" を用いた大規模実証実験に関して、VoiceTra システムの概要、クライアントサーバ間の通信プロトコル、本システムで用いられた多言語音声認識、多言語翻 訳、多言語音声合成の詳細を述べる。また、本実証実験中に収集された約1000 万の実利用音声データの一部について、聴取による利用形態の分析、更に、実験期間中に行った音声認識用音響モデル、言語モデルの教師無し適応、言語翻訳用辞書の追加に対する音声認識、音声翻訳性能の改善について述べる。
  • 受賞者のコメント/Awardees' voice
    多言語統計的音声認識・機械翻訳・音声合成技術等のこれまでの研究を集大成して、旅行場面で利用可能なリアルタイムの多言語音声翻訳システムが実現しました。この 技術がさらに進化し2020年の東京五輪等で使われることを期待しています。現在は、さらに研究を発展させて、講演や会議に使える自動音声翻訳(通訳)技術の研究開発に挑んでいます。
  • >> 知能コミュニケーション研究室/Augmented Human Communication