シェアする

コンピューティング・アーキテクチャ研究室の竹内昌平さん(博士前期課程2年)らが、国際学会IEEE Symposium on Low-Power and High-Speed Chips(COOL Chips XVIII)においてFeatured Poster Awardを受賞しました。(2015/4/15)

Shohei Takeuchi et al., Computing Architecture Lab., won the Featured Poster Award at COOL Chips XVIII held on April 13-15, 2015. COOL Chips is an International Symposium initiated in 1998 to present advancement of low-power and high-speed chips. The symposium covers leading-edge technologies in all areas of microprocessors and their applications.

  • 受賞者 Awardee

    Shohei Takeuchi, Thi Hong Tran, Shinya Takamaeda, Yasuhiko Nakashima

  • 研究テーマ Research theme
    "A Parameterized Many Core Simulator for Design Space Exploration"
    SNSのコミュニティ解析や最短経路探索など、近年さまざまな場所で用いられているグラフ処理の多くは、不規則な制御フローやメモリアクセスパターンを持つ。現在、汎用CPUに加えてGPUなどのアクセラレータを持つヘテロジニアスな計算機システムが普及しつつあるが、それぞれが持つ各ハードウェア要素がどの程度性能に寄与しているかは明らかになっていない。本研究では、次世代アプリケーションに適した効率的なプロセッサアーキテクチャ構成を模索するための、異なる構成を持つプロセッサを包括的に評価できるシミュレーション環境を実現する。提案シミュレータで3つのコンピュータ・アーキテクチャモデルを測定した結果、実機測定を行った3つのモデルに対して粗粒度で近い実行時間を測定できることを確認した。

    takeuchi_poster

  • 受賞者のコメント
    次世代アプリケーションの最適なハードウェアを探索するためのシミュレータの作製を目的として、この研究に取り組みました。大学院進学時に転科を行い困難もたくさんありましたが、このような評価を頂くことができ、大変嬉しくおもっています。さまざまなことにチャレンジできる環境を与えてくださり、たくさんのアドバイスをくださった研究室の先生方と友人に感謝いたします。

>> コンピューティング・アーキテクチャ研究室