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知能コミュニケーション研究室の小田悠介さん(博士前期課程2年)らが、言語処理学会第21回年次大会 (NLP2015) 優秀賞を受賞しました。(2014/03/19)
言語処理学会第21回年次大会(NLP2015)は、京都大学において、2015年 3月16日(月)- 3月21日(土)の日程で情報処理学会第77回全国大会と同時開催されました。本会議での発表論文を対象に、規定に従い、優秀賞、若手奨励賞が選定、表彰されました。 | |
- 受賞者/著者
小田悠介、Graham Neubig、Sakriani Sakti、戸田智基、中村哲 - 受賞研究テーマ
「不完全な文の構文解析に基づく同時音声翻訳」
同時音声翻訳は話者の発話と同時に翻訳結果を提示するシステムであり、この実現に は通常の機械翻訳に加えて、どこまで発話を入力したら翻訳を開始するべきかを判断 することになります。しかし従来用いられていた手法では、構文的に正しくない位置 で発話を区切ってしまう可能性があり、翻訳精度が低下する問題がありました。本研 究では区切られた発話の前後にどのような構文が現れるかを予測することでこの不整 合を補い、従来よりも構文的に正しい翻訳結果を得ることができるようになりまし た。
- 受賞についてのコメント
このような賞を頂けて光栄です。音声翻訳は今後より需要が増す技術であり、今まさに各国の研究機関で技術開発が行われています。我々の技術がこの分野への貢献となることを信じ、今後も研究を続けて参ります。
- >> 知能コミュニケーション研究室