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ネットワークシステム学研究室の侯亜飛特任助教らが、国際会議IEEE GCCE2014において、Excellent Paper Award 1st Prizeを受賞しました。 (2014/10/10)
- 受賞研究テーマ:
4-by-4 MIMO channel using two leaky coaxial cables (LCXs) for wireless applications over linear-cell
移動通信のトラフィックは年率2 倍以上の勢いで急増しており、特に多くの人が集まる駅・地下街・大規模商業施設等の高密度都市環境での大容量通信サービスの提供において、通信品質や接続性の低下が顕在化しつつある。本研究では、このようなリニアセル通信環境の実現手段として漏洩同軸ケーブル(LCX)を用い、その高機能化と空間多重度を向上させる研究開発を行っている。
本稿では、放射特性の異なる2本のLCXを組み合わせた1条のケーブルにより4x4 MIMOを実現するシステムを提案し、2.4GHz帯における測定した結果により、その有効性を示した。提案したLCXによるMIMOシステムは、コスト削減効果と設置スペース制約条件が緩和できる特長から、リニアセルへの実用展開が期待される。
- 受賞についてのコメント
IEEE GCCE2014において発表しました‘4-by-4 MIMO channel using two leaky coaxial cables (LCXs) for wireless applications over linear-cell’をご評価頂き、大変感謝しております。熱心に御指導いただきました岡田先生、共同研究者であるATR波動工学研究所の小林元所長、有吉室長、塚本主任研究員の御指導・御協力により、今回の賞をいただけたと感じております。この場をお借りして深く感謝いたします。今回の受賞を励みとし、今後のさらなる発展を目指して、より一層気を引き締めてこの研究の実用化を進めていきたいと思います。