シェアする

計算神経科学研究室の博士前期課程2年 高木 優さんが、日本神経回路学会において、平成26年度大会奨励賞を受賞しました。(2014/08/29)

大会奨励賞は、受賞年度の神経回路学会全国大会において優秀な論文を発表した者で、神経情報科学に関連する学問、技術の奨励のため、有為と認められる新進の科学者または技術者に贈呈されます。
Takagi
  • 受賞研究テーマ
    重大な精神疾患である強迫性障害と、衝動性の指標である時間割引率との関連を示した研究。被験者が何もしていない時の脳活動から、大量のデータから予測・判別を行う機会学習の技術を用いて、被験者の時間割引率を予測した。 更に、時間割引率に関連する脳情報を用いて、強迫性障害患者と健常者の判別が可能な事を示した。
  • 受賞についてのコメント
    私の研究分野における主要学会である日本神経回路学会より、年次大会で発表した35歳以下の若手研究者に対する表彰制度において、今回、2名のうちの1人として受賞に選ばれたことは大変光栄です。 これもひとえに、共著者の先生方はもちろんのこと、研究室の先輩・友人をはじめとした様々な方々のご支援によるものです。この場を借りて、皆様に深くお礼申し上げます。 今後も、情報科学の技術を用いて、理論と臨床を繋げられるような研究を続けていきたいと思います。

>> 計算神経科学研究室