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ユビキタスコンピューティングシステム研究室の宵 憲治さん(M1)が、マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2014)シンポジウムにおいて、優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。(2014/7/11)

DICOMOシンポジウムは、平成9年度の初開催以来、インターネットを中心とした 通信技術から、マルチメディア通信、分散システム、グループウェア、モバイルコンピューティング、ITS、ユビキタス、セキュリティやデジタルコンテンツクリエーションに関する分野の研究について、学術的な研究論文のみならず、事例報告、問題提起などの論文も対象として、活発な議論を行ってきました。 今回のDICOMO2014は、新潟県の月岡温泉にて7月9日~11日までの3日間の合宿形式で開催され、非常に活発な会議となりました。

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  • 受賞研究テーマ
    受賞した発表論文「多数のセンサーによる時空間センシングデータの効率的な集約送信技術」では、空間的に多数配置された多種多様なセンサーからのセンサーデータを時空間的に集約・圧縮し、リアルタイム遠隔センシングとモニタリングを効率よく実現するためのデータ集約圧縮技術を提案しています。提案手法では、時間的類似性、空間的類似性が高いメタデータを有する複数のセンサーからのデータを時空間ブロックで集約することでメタデータ情報量の削減を実現し、かつ圧縮センシング技術を用いて圧縮率を適応的に制御しており、あわせて家庭や集合住宅、オフィスビルや住宅地域などの拠点に設置された複数のセンサーからのセンシングデータを同様に拠点内に設置されたゲートウェイに集約し、データセンターなどにあるサーバへ送信す るセンサデータ集約圧縮システムの設計開発を行いました。

  • 受賞についてのコメント
    この度の発表は、大阪大学の先生方や企業の方々等、非常に多くの方にご協力を 頂いた成果であり、今回の受賞は、関係者の皆様のおかげだと考えております。関係者の皆様には、心より感謝申し上げます。
    自分の研究がこのような形で結果に残せたことは非常に嬉しく思っており、今後も、より良い結果が残せるよう、研究に邁進していきたいと思います。

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