知能コミュニケーション研究室の神保希美さん(M2)が日本音響学会関西支部若手研究者交流研究発表会・奨励賞を受賞しました.（2013/12/08）

日本音響学会関西支部若手研究者交流研究発表会・奨励賞は研究交流・相互啓発の活性化を目的として、優れた発表に奨励賞を授与します。

受賞研究テーマ
「オージオグラムに基づいた聴覚フィルタ近似による模擬難聴システム」というタイトルで発表させていただきました。
難聴はコミュニケーション障害の１つです。これに対し健聴者が難聴者の聞こえを体験する模擬難聴により、有効なコミュニケーション支援が可能と考えています。今回の発表では、即座に利用可能（時間制約無し）かつ高精度を実現するためオージオグラムに基づく近似処理を用いた模擬難聴を提案しました。主観実験の結果、健聴者と難聴者で聞き間違いに似た傾向がみられ、模擬難聴の有用性を明らかにしました。

オージオグラムに基づいた聴覚フィルタ近似による模擬難聴システム(PDF)
受賞についてのコメント
この度はこのような賞を頂き、大変光栄です。
これも常日頃から指導していただいている先生方・先輩方、また切磋琢磨し合う研究室のメンバー皆様のお蔭です。今後も実用的な模擬難聴を設計するよう、精進したいと思います。