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ソフトウェア工学研究室の林宏徳さん(博士前期課程2年)が情報処理学会マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO2013)シンポジウムにおいて最優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。(2013/7/12)

同賞は競争の激しい情報通信、移動通信の分野において最先端の研究を進めている大学、企業からの発表者310名の中から優れたプレゼンテーションを行った4名の発表者に授与される賞で,同シンポジウムの評価委員,及び,400人以上の参加者による投票によって選ばれます。
同シンポジウムは、高性能化、高機能化する通信ネットワークを基盤とした新しい概念・新しい着想によるアプリケーションの創造に寄与することを目的とし、学会活動、企業活動のコラボレーションによる革新的、かつ、実践的な研究発表の場となっています。


  • 受賞研究テーマ
    受賞した発表論文「OSS開発における一般開発者の協調作業と不具合の再修正に関する一考察」は、ソフトウェア工学研究室の伊原彰紀助教、門田暁人准教授、松本健一教授との共著論文です。本論文は、OSS開発における不具合修正作業の手戻りを削減することを目的とし、開発者間の協調作業を分析した研究です。従来、開発者の協調作業に着目した不具合修正作業の手戻りに関する研究はほとんどされておらず、本論文の新規性や有効性が評価されました。

  • 受賞についてのコメント
    この度、名誉ある賞を頂くことになり、大変光栄に存じます。 今回いただいた賞は、研究活動を支えていただいた松本健一教授、研究グループのメンバー、研究室の方々のおかげでいただけた賞だと考えています。特に伊原彰紀助教には大学院に入学して以来、多大なる指導をしていただきました。この場をお借りして皆様にお礼申し上げたいと思います。 本研究は、大規模なソフトウェア開発を行っているオープンソースソフトウェアに携わる開発者間の協調作業に関する研究でありますが、まだまだ広く認知されている研究ではありません。今後、本研究の重要性について多くの方々に知っていただけるように、日々研究に邁進していきたいと考えております。

>> ソフトウェア工学研究室