2007.12.15-19 中華人民共和国・三亜(Sanya, China)
IEEE International Conference on Robotics and Biomimetics (Robio2007)
ロボティクス講座: 博士後期課程1年
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【発表内容】

近年,ロボット技術の重要な応用分野として,パワーアシスト技術の研究が盛んに行われている. パワーアシストとはアクチュエータの補助動力を用いて作業・動作時の操作者の負荷軽減及び能力増 大を行う技術であり,リハビリテーションやスポーツトレーニングの分野へ応用されている.様々な パワーアシスト装具を開発されているが,支援する部分筋力の負荷を全体的に減少し,健常な筋肉ま で補助する可能性があるので,健常筋肉の機能低下を引き起こす恐れがある.
本研究は選択された対象筋肉の負荷を自由に 制御することを目標として,局所的な筋肉の支 援により,ピンポイントのリハビリとトレーニン グを可能にすることを目指している.今回,パ ワーアシスト装具を利用した局所的な筋力制御 をに利用する図1に示すような統合的なソフト ウェアMASを開発するについて発表した.この ソフトウェアは,筋骨格モデルを用いてモーショ ンキャプチャ装置から計測された人間の姿勢に より,筋力をリアルタイムに推定する.さらに, 局所的な筋力制御方法により,設定された対象 筋肉の目標筋力を実現するのに必要な各関節に 対する負荷を導出する.その結果に基づき,パ ワーアシスト装具をコントロールすることで,ピンポイントのリハビリとトレーニングを実現する.

【会議の内容】

今回のRobio は生物と機械の共存技術の交流を学会のテーマとして,ロボット技術と生体模倣技術の最先端研究がたくさん発表された.

【研究技術交流等】

今回は初めての国際発表で,他人の研究からいろいろなことを勉強になって,今後の研究には非常 に有用と思う.こらから,頂いた知識を研究に使って,もっといい成果を期待している.