2007/12/17-20 オーストラリア・ゴールドコースト、ブリスベーン
International Conference on Signal Processing and Communication Systems (ICSPCS’2007) Queensland University of Technology 情報コミュニケーション講座:博士前期課程2年 |
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【発表内容】 位相回転を用いて演算量を低減したピーク電力削減手法を提案した。ピーク電力削減手法としてクリッピング法がある。この手法は振幅値に対する演算処理であるためI/Qチャネル別にクリップを行う事で演算量を低減する手法が提案されている。この手法によるクリッピング法では信号の歪みが大きいため従来手法と比較して特性が劣化する問題がある。本研究ではI/Qチャネル別クリッピングに位相回転を取り入れることで演算量の低減を図りつつ信号品質の劣化の少ないクリッピング法を提案した。計算機シミュレーションにより性能を評価し、提案手法ではI/Qチャネル別クリッピングと同等の演算回数と従来のクリッピング法と比べても信号品質の劣化の少ないことを明らかにした。 【会議の内容】 【研究技術交流等】 |
2008/9/22-26 オーストラリア、ブリスベーン |
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【発表内容】 ポスター発表。題目:"Low-Delay Voice Conversion Based on Maximum Likelihood Estimation of Spectral Parameter Trajectory" 私は、ある話者の声の質を変換する声質変換の研究をしており、その中でも特に「リアルタイム処理が可能で高品質な声質変換 」処理の研究に取り組んでいる。 短遅延処理として、最尤スペクトル系列変換に基づく時間再帰アルゴリズムを提案し、実験 的評価によりその性能を明らかにした。 【会議の内容】 【研究技術交流等】 |
2008/9/20-27 オーストラリア、ブリスベーン |
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【発表内容】 喉頭摘出者の音声を声質変換によって改善するシステムについて、より実践的な使用を想定した検証を報告し た。1) 強調した聴覚フィードバックを話者に返すことで調音が安定すること、2) 実際の喉頭摘出者データを変換した結果、聞 き取りやすさは劣化するが自然性は改善すること、の2点についてポスター発表を行った。 【会議の内容】 【研究技術交流等】 |
2008/9/22-26 オーストラリア、ブリスベーン |
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【発表内容】 9月23日の第4セッション(音声言語システム)にてポスター発表を行った。 本研究ではユーザの多彩な発話表現に応答できる音声対話システムを追究している。その実現方法の一つとして、ユーザ発話に類似した質問例をQADB(質問応答データベース)から検索して応答する、用例選択による応答生成手法が研究されている。本発表ではQADBの作成方法に関して、(1) 音声認識誤りに対処するため、収集したユーザ音声の音声認識結果を用いて質問例を作成する手法、(2) システム応答の正解率を向上させるため、QADBから不要な質問例を自動的に除去する最適化手法、の二つを提案した。提案手法を併用することで、特に音声認識誤りの多い子供音声での応答正解率が向上した。 【会議の内容】 【研究技術交流等】 |