研究内容
2008年8月の1ヶ月間、ケンブリッジ大学のDepartment of Engineeringへ派遣された。私はNAISTでの主な研究テーマとして、ある話者の声色を別の話者のものへと変える声質変換という技術に関して取り組んでおり、滞在期間中はこれを拡張した、任意の入力話者の声色を任意の話者の声色へ変えることができる枠組み、すなわち多対多声質変換の実現に向けての研究を行った。
滞在期間が1ヶ月と非常に短かったが、当初の目標である多対多声質変換の枠組みを実現し、評価実験に関しても非常に望ましい結果を得ることができた。
図:声質変換の枠組み
その他の交流報告
ケンブリッジ大学滞在時は、配属された研究室のメンバーとよく昼食をとりに出かけた。最初のうちはなかなか話しかけることができなかったが、日が経つにつれて少しずつ打ち解けていき、いろいろと話すようになっていった。
また、ケンブリッジ滞在最後の週に、研究室のメンバー数人とケンブリッジ名物であるPuntと呼ばれる舟遊びに行き、とても楽しく時間を過ごすことができた。
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