知能コミュニケーション研究室
コミュニケーションを支援する多様な技術を実現する
教員
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教授:中村 哲
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准教授:須藤 克仁
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助教:田中 宏季
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助教:品川 政太朗
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客員准教授:Sakriani Sakti
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客員准教授:安田 圭志
s-nakamura@is.naist.jp sudoh@is.naist.jp hiroki-tan@is.naist.jp sei.shinagawa@is.naist.jp ssakti@is.naist.jp ke-yasuda@dsc.naist.jp |
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研究室のサイト | https://ahcweb01.naist.jp/ |
研究を始めるのに必要な知識・能力
特に、出身学部を制限することはありません。数学の基本、コンピュータプログラミングの経験があれば役立ちます。ただ、なにより、研究に対する非常に強い情熱と忍耐力が重要です。
研究室の指導方針
自律的に、新たな研究課題を発見し、問題の定式化、データ収集、解決のための方法論の構築、実験による有効性の検証、解析を行い、論文の執筆、国際会議での英語での発表、討論、そして、テーマによっては実際にプロトタイプの構築とその評価を目指します。好奇心を大切にし、研究を楽しみ、新たなことに挑戦します。
この研究で身につく能力
音声言語情報処理、自然言語処理、認知情報処理、人工知能に関する研究を体験し、研究力、それを推進する能力を身につけます。自ら、研究課題を発見し、先行研究を調査、解析し、新たな方法論を提案し、実験により有効性を発見、そして、国際会議、国際ジャーナルに投稿、プロトタイプを構築することを経験し、本当の研究力を養成します。また、企業へのインターン、あるいは、博士後期課程では海外のトップ研究機関への留学を行い、世界的に活躍する研究者を育成します。また、企業との共同研究を担当することで、社会で求められていることが何かについても学びます。
修了生の活躍の場
修了生は、東大を始めとする大学の教員、そして、NTT、NEC、富士通、Google、Facebookなどの研究所、研究開発部門、AI系のベンチャーなど広く活躍しています。
研究内容
本研究室では、言語、パラ言語、非言語情報に基づく人のコミュニケーションに関する疑問を解決する研究に挑戦します。深層学習をはじめとする様々の人工知能技術が進歩し、それらをさらに発展させることでこれまで解決できなかった課題を解決します。また、人間の認知機能に関する知見、さらには自ら脳計測を行って新たな知見を求め、それに基づく研究を推進します。特に研究においては,理論的な側面だけではなく,技術の実現性を重視し、プロトタイプシステムへの実装から評価まで行います。具体的な研究トピックは以下の通りです。
目的指向・チャット型知的対話制御
利用者のモデリングや、言語的特徴とイントネーション・感情などの情報、顔画像などの情報を利用しながら支援するマルチモーダルなコミュニケーション支援技術の研究および画像と言語を深層学習により統合し対話的に変換する研究。
多言語音声処理
深層学習による音声認識・音声合成、感情やパラ言語情報認識のアフェクティブコンピューティング。
研究設備
- 深層学習向けGPUサーバーシステム(深層学習用にNVIDIA GeForce TITAN, GeForceGTX 1080Ti/2080Ti, RTX TITAN/A5000/A6000等 44GPU)
- 深層学習向けGPUワークステーション(深層学習用にGeForceGTX 1080/1080Ti/2080Ti, RTX TITAN/A5000等 30GPU)
- 知能コミュニケーション研究用生体計測装置
- マルチモーダルコミュニケーションロボット
研究業績・共同研究・社会活動・外部資金など
研究業績
https://ahcweb01.naist.jp/category/publication/研究業績
民間企業5社と共同研究を実施中
外部資金
- 科研費基盤研究(S)「多元自動通訳システムと評価法に関する研究とその応用展開」(令和3年度~ 7年度)(代表:中村哲)
- 科研費基盤研究(B)「自然言語の構成性に着目した機械翻訳の研究」(令和3年度~ 6年度)(代表:須藤克仁)
- 科研費基盤研究(C)「ラポール構築による自閉スペクトラム症へのコミュニケーション訓練対話システム」(令和3年度~ 5年度)(代表:田中宏季)
- 科研費若手研究「自然言語に紐づいて構造化された表現に基づく画像生成基盤の確立」(令和3年度~ 5年度)(代表:品川政太朗)
- CREST「仮想エージェントによる個人適応された情動社会スキルの訓練」(令和元年~6年度)(代表:中村哲)