更新情報
2007.1.16 (火) | 研修テーマ一覧提示、および受講申し込みを開始しました。 |
2007.2.18 (日) | 受講申し込みを終了しました。 |
研修テーマ | 大学へのアクセス | 宿泊情報 | よくある質問 |
奈良先端科学技術大学院大学・情報科学研究科では、2007年3月1日(木)から2日(金)にかけて、大学3年生を対象としたセミナーを開催します。本学の最新設備を使った実験や、充実した講師陣と直接触れあう実習などを通じて研究活動に参加し、得られた成果をまとめるまでを体験していただきます。
就職活動に飛び回ったり、進学するかどうか迷ったり、この時期はとても忙しく、悩みも多いときだと思います。しかし、どのような進路に進むにしても、いま日本で最も優れた研究環境のひとつを体験しておいて損はありません。受講料は無料です。遠方より参加の場合は、学内の宿泊施設あるいは近隣の宿泊施設を紹介します。
この機会にぜひ、NAISTの設備、環境、そして人間に触れてみてください。
日時 | 2007年3月1日(木)〜3月2日(金) |
場所 | 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 (〒630-0192 奈良県生駒市高山町8916-5) |
応募資格 | 2007年3月で大学3年生(高専専攻科1年生を含む)であること。 飛び入学での大学院進学を考えている方は、大学2年生でも歓迎します。 性別、年齢、国籍、現在の専門分野などは問いません。 |
募集人数 | 100名程度。 応募者多数の場合は、学内にて選考いたします。 |
費用 | 無料。ただし本学への交通費、および宿泊費(学内施設は無料ですが、部屋数に限りがあります。)はご負担願います。 |
問い合わせ先 | ([at]を@と置き換えてください) |
研修テーマや受け入れ講座、研修内容に関する大きな変更はありませんが、研修内容の詳細については追加修正があり次第更新します。また、各テーマ受け入れ人数の定員を超えた際もこのページにてお知らせする予定です。
テーマは原則として申し込みの先着順に割り当てます。第一希望に添えない場合は順次第二希望、第三希望に割り当てるように調整しますが、すべての希望先が定員を超えた場合は受入れ不可となります。できるだけ第三希望まで記入するようにお願いします。
番号 | テーマ名 | 受け入れ講座 | 概要 | 用件 | 受入上限 |
[01] | モデル検査入門 | 情報基礎学講座 | システムの動作誤りを検証するプロセスを体験 | 初歩的なプログラミングの経験 | 上限に達しました |
[02] | アドホックネットワークにおけるメッセージフェリー方式 | ソフトウェア基礎学講座 | アドホックネットワーク上で、メッセージを伝播するための可動ノードであるメッセージフェリーについて、その概要を学び動作をシミュレーションにより体験します。 | C言語のプログラミング経験 | 上限に達しました |
[03] | マルチメディア技術と動画のストリーミング再生 | ソフトウェア基礎学講座 | 携帯端末上で動画をストリーミング再生する際には、端末の処理能力や無線帯域の制限など様々な要素を考慮する必要があります。本セミナーでは、様々な条件で携帯端末上での動画再生実験を行い、ストリーミング再生技術について学びます。 | C言語プログラミングの経験 | 上限に達しました |
[04] | UbiREALによるユビキタスホームの構築 | ソフトウェア基礎学講座 | ユーザの好みや外部環境に従って様ざまな情報機器を自動制御するユビキタスホーム(コンテキストアウェアシステム)をユビキタス環境シミュレータUbiREALを用いて構築し動作させます。 | 特になし | 2 |
[05] | ナビゲーションシステムと組み合わせ最適化 | ソフトウェア基礎学講座 | ナビゲーションシステムを構成するためには、地図データの取り扱いが不可欠です。本セミナーでは、実際の地図データを用いて、地図上における経路探索の実験を行います。 | C言語のプログラミング経験 | 2 |
[06] | CADを用いたLSIの設計とテスト | コンピュータ設計学講座 | CADを用いたLSIの設計とテスト,"計算機援用設計(CAD)ツールを用いて、大規模集積回路(LSI)の設計を体験する。高位合成、論理合成、テスト生成の各ツールを用いて、「良い(高速動作、小面積、高テスト容易性)」LSI設計を探求する。 | 特になし | 2 |
[07] | エンドノードからのインターネットトポロジ探索・Qualnetを用いた無線LAN性能評価 | インターネット工学講座 | 大規模分散実験環境PlanetLabを用いて、ネットワークトポロジの探索と可視化を行う。Qualnetシミュレータを用いて、無線LANのアクセスポイントのパラメタ変更による通信性能を評価する。 | ネットワークの基礎知識を持ち、基礎的なUNIXコマンドを理解していること | 上限に達しました |
[08] | Web テキストからの情報抽出 | 自然言語処理学講座 | Web テキストから新しく作られた用語を抽出したり、テキストの意見性判定を行なうプログラムの作成 | C/C++ や script 言語 (perl/ruby) などのプログラミング経験があるとよいが、ない場合でも受入れ可能 | 5 |
[09] | 画像解析の基礎実習 | 知能情報処理学講座 | 線画解析や色情報解析など、画像解析の基本技術を白内障の自動診断を例にとって実習する。 | C言語プログラミングの経験がある方 | 2 |
[10] | 屋内ウォークスルー映像の生成 | 知能情報処理学講座 | 屋内設置の複数カメラで撮影された画像群を利用して、その空間を連続的に移動する仮想映像を生成する。 | C言語プログラミングの経験がある方 | 2 |
[11] | 人工現実感のための実時間画像処理 | 像情報処理学講座 | カメラ映像を実時間で処理し、物体の色や形状を認識させるソフトウェアを制作し、実際のシーンの映像とコンピュータグラフィクスとを混在させるデモを卓上に構築する。 | C言語の基礎的知識を持っている方 | 上限に達しました |
[12] | 音声音響情報処理 | 音情報処理学講座 | 信号処理技術を使って音声や音から情報を抽出する方法、音声・音を変換する方法を学ぶ。実習は、音声認識、音響分離、音声合成、音場制御のテーマの中から参加者が希望する題材に基づいてを行う。 | 特になし | 6 |
[13] | LSI設計フローの体験 | コンピューティング・アーキテクチャ講座 | CADツールを用いてLSIを設計するフローを体験します。初心者向けに回路設計の基礎を説明した後、FPGAと呼ばれる書き換え可能なハードウェア上に簡単な回路を実装し、動作を確認します。実際に動く回路を作る楽しさを体験してください。 | LSI設計についての知識は問いません | 2 |
[14] | 次世代計算パラダイム − 量子計 - | コンピューティング・アーキテクチャ講座 | 次世代計算パラダイムとして注目されている量子計算について、初心者向けの説明を行った後、シミュレータを用いて量子計算機の振る舞いを学習します。量子計算の不思議で面白い世界をぜひとも体験してください。 | 量子力学やその他の事前の知識については問いません | 上限に達しました |
[15] | OSSコミュニティを対象としたソーシャルネットワーク分析 | ソフトウェア工学講座 | ApahceやMozillaなどのオープンソースソフトウェア(OSS)開発コミュニティを分析の対象とする。 | 特になし | 6 |
[16] | 地上デジタル放送の受信実験 | 情報コミュニケーション講座 | 地上デジタル放送の受信品質を測定器を用いて測定する。 | 特になし | 3 |
[17] | デジタル衛星通信システム | 情報コミュニケーション講座 | デジタル衛星通信システムのシミュレーション実験を行う。 | Cによるプログラムの経験があるほうが望ましい | 2 |
[18] | 拡張現実感における画像処理実験 | 視覚情報メディア講座 | 画像とCGを合成することで、実映像を拡張する拡張現実感技術を題材として画像処理の実習を行います。 本実習では、実画像から肌色領域を検出することで手とCGの隠蔽関係を再現します。 | C言語による実習を行いますので、C言語の基礎(配列、関数等)を理解している方に参加を制限させていただきます。その他、実習開始までに勉強が必要な事項はありません。 | 3 |
[19] | 2日でわかるコンピュータ制御 −メカトロ体験学習− | 応用システム科学講座 | ロボットなどに使われるコンピュータ制御のからくりを学び、メカトロニクス(メカと電子工学の融合)の面白さに触れていただきます。設計ツールMATLABを使ってモータの制御を実習します。 | 制御工学の授業を受けている人 | 上限に達しました |
[20] | 次世代光ネットワークとセンサネットワークの性能評価・実験 | 応用システム科学講座 | ユビキタスネットワークの構築に必要不可欠な次世代光ネットワークとセンサネットワークのデータ伝送方式について学ぶ。さらに、ネットワークシミュレータOMNeT++を用いた光ネットワークの性能評価、およびセンサネットワークの実機実験を体験する。 | 特になし | 4 |
[21] | MATLABを使って身近な装置の制御シミュレーションに挑戦してみよう | システム制御・管理講座 | MATLABは豊富な行列演算機能やグラフィック機能を持ち、制御理論や制御応用研究の基本的なツールとして定着しています。本セミナーでは、MATLABビギナーの方を対象に、ソフトウェアを実際に使いながら、MATLABの初歩から制御系設計、身近な装置の制御シミュレーションなどの応用までを学んでいただきます。 | MATLABビギナーの方 | 2 |
[22] | ロボットアームを用いた非線形制御 | システム制御・管理講座 | 本研修では、ロボットアームの位置制御を行う非線形制御則の設計を行い、実際のロボットアームを用いた実験により制御則の有効性を確認します。はじめにロボットの基本的な特性について講義を行い、機構学ベースでの制御則設計を行います。さらに、運動方程式に基づく制御則も設計し、両制御手法の違いについて体験していただきます。 | 特になし | 3 |
[23] | ドライビングシミュレータを用いたドライバー運転行動解析 | システム制御・管理講座 | まずはドライビングシミュレータ上での運転を体験して頂きます。その後、ご自身の運転行動は安全なのかどうかを知る目的で、自動車の速度などのデータを対象に、統計処理などの手法を適用しながら運転行動を解析することも体験して頂きます。 | 特になし | 上限に達しました |
[24] | 小型ヒューマノイドロボットKHR-1によるロボット制御プログラミング | ロボティクス講座 | ロボットのメカニズムとそれを動かしているしくみを理解するための、小型ロボットを制御する簡単なプログラム実習 | C言語でのプログラミング経験があることが望ましい | 上限に達しました |
[25] | 多指ロボットハンドNAIST-HAND-1の動作生成 | ロボティクス講座 | ロボットのメカニズムとそれを動かしているしくみを理解するための、多指ロボットハンドの動作を生成する簡単なプログラム実習 | C言語でのプログラミング経験があることが望ましい | 上限に達しました |
[26] | ネットワーク運用の基礎実習 | インターネット・アーキテクチャ講座 | インターネットは広く家庭でも使われるようになりましたが、エンド・ユーザーの立場からはインターネットがどのように動作しているか、プロバイダなどでどのように運用、管理されているかはなかなか把握できません。本テーマでは、小規模なネットワークの構築を通じてネットワークの運用や管理について学びます。 | 1) ネットワークの運用に興味があること、2) 普段からインターネットを(一般利用者として)利用していること | 3 |
[27] | 簡単なネットワーク・プログラミング実習 | インターネット・アーキテクチャ講座 | インターネット上ではメールやWebなど、数多くのサービスが提供されています。本テーマでは、このようなサービスを実現する際に必要となるネットワーク・プログラミングの基礎を実習を通じて学びます。具体的には、チャットなどの簡単なサービスを実現するためのプログラムを作成します。 | 1) UNIX の基礎的な使い方 (エディタ含む) を理解していること, 2) C言語による基礎的プログラムができること | 3 |
[28] | エンピリカルデータを用いたソフトウェアプロセス理解 | ソフトウェア設計学講座 | 実際のソフトウェア開発で集められたデータを用いて、ソフトウェアがどのように作成されていくのか、その過程にせまる。 | C もしくは Java 言語でのプログラム作成経験がある方 | 4 |
[29] | 共焦点顕微鏡による細胞観察と3次元画像処理 | 生命機能計測学講座 | 細胞などの3次元形状を計測できる共焦点顕微鏡を用いて観察実験を行い、そのデータを3次元可視化することを通して3次元画像処理について実習する。 | 特になし | 4 |
[30] | 細胞シミュレーション | 生命機能計測学講座 | シミュレーション環境E-CELLによる分子レベル細胞シミュレーションについて実習する。 | C言語プログラミングの経験 | 3 |
[31] | オーダーメイド手術シミュレーション | 生命機能計測学講座 | 実測された個人の医用画像データから3次元臓器モデルを作成し、手術シミュレーションシステム上で実際に見たり触ったりすることでモデルの振る舞いを体験する。また、簡単なプログラミングを通して医用グラフィクス、手術シミュレーションの基礎を学ぶ。 | C言語プログラミングの経験 | 6 |
[32] | ブースティングによるパターン識別 −N人寄って文殊の智慧− | 論理生命学講座 | 性能の弱い、複数の機械を組み合わせて賢い機械を構成していくための手法・ブースティングを用いてパターン識別を行う。 | 特になし | 上限に達しました |
[33] | タンパク質の立体構造データを使った情報科学的な解析 | 蛋白質機能予測学講座 | タンパク質の立C体構造データの可視化、立体構造や結合サイトの構造比較、立体構造予測、結合サイト予測などを、フリーウエアを組み合わせて行う。 | 特になし | 4 |
生命システム学講座 | 構造生物学講座 |
遠方よりお越しになる方は本学へのアクセスページを参考にお越しください。
部屋数に限りがあり、ご希望に添えない場合もございますが、ご了承下さい。3月3日(土)の第2回理工系大学院進学セミナー「大学院に行こう」に参加ご希望の方は延泊(3日夜)も無料でできます。ただし、スプリングセミナー申し込み時に連絡事項欄にて、その旨をご連絡ください。尚、ゲストハウスせんたんが満室の場合は、他施設への宿泊の斡旋及び補助を実施する予定です。詳しくは、テーマ決定の通知を受け取られた後、担当者にお問い合わせ下さい。
2006年スプリングセミナー、 2005年スプリングセミナー、 2004年スプリングセミナー、 2003年スプリングセミナー
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 広報WG |