奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
2005年スプリングセミナー


今年度も多数の受講生に参加頂き、終了致しました。
ありがとうございました。

更新情報

2005.3.7(月) スケジュールの変更、 参加当日の受付・集合場所と時間などに関する重要なお知らせ、 参加当日の駐車場に関する情報
2005.2.22(火) 申込みをされた方への配属テーマの通知
2005.2.16(水) 参加者募集終了 【申し込みをされた方には、事務局から改めて連絡があります】
2005.2.3(木) テーマ「音声音響情報処理」「ビジョンによるロボットの制御」の受け入れ定員超過のお知らせ
2005.1.27(木) テーマ「創造性支援システムの利用実験」の受け入れ定員超過のお知らせ
2005.1.21(金) テーマ「実時間画像処理によるインタラクティブVR」の受け入れ定員超過のお知らせ
2005.1.19(水) テーマ割り当て方法についてのお知らせを追加
2005.1.14(金) 研修テーマ一覧提示、および受講申し込み開始

 

 

スケジュール 研修テーマ 大学へのアクセス 宿泊情報
       
配属テーマ通知 参加当日の詳細情報   よくある質問

 

奈良先端科学技術大学院大学・情報科学研究科では、2005年3月11日(金)から12日(土)にかけて、大学3年生を対象としたセミナーを開催します。本学の最新設備を使った実験や、充実した講師陣と直接触れあう実習などを通じて研究活動に参加し、得られた成果をまとめるまでを体験していただきます。

就職活動に飛び回ったり、進学するかどうか迷ったり、この時期はとても忙しく、悩みも多いときだと思います。しかし、どのような進路に進むにしても、いま日本で最も優れた研究環境のひとつを体験しておいて損はありません。受講料は無料です。遠方より参加の場合は、学内の宿泊施設あるいは近隣の宿泊施設を紹介します。

また、同日(3月11日)に開催されますCOEフェスティバルへの参加も可能です(無料)。

この機会にぜひ、NAISTの設備、環境、そして人間に触れてみてください。

日時 2005年3月11日(金)〜3月12日(土)
場所 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
(〒630-0192 奈良県生駒市高山町8916-5)
応募資格 2005年3月で大学3年生(高専専攻科1年生を含む)であること。
飛び級での大学院進学を考えている方は、大学2年生でも歓迎します。
性別、年齢、国籍、現在の専門分野などは問いません。
募集人数 20名程度。
応募者多数の場合は、申込順を考慮の上、学内にて選考いたします。
費用 無料。ただし本学への交通費、および宿泊費はご負担願います。
応募方法 応募は2月15日(火)をもちまして締め切らせていただきました。多数のご応募ありがとうございました。

これまでのスプリングセミナー申し込みに関してのよくある質問をFAQにまとめました。これ以外のご質問等がございましたら、spring2005-office@is.naist.jpまで、遠慮なくお尋ねください。


スケジュール

3月11日
8:50 COEフェスティバル受付開始
  ミレニアムホールにて参加受付開始
9:30
COEフェスティバル開会
  各自自由に参加・見学
14:45 宿泊受付・参加受付(情報科学研究科1階L2教室)
15:00
集合・受付(情報科学研究科1階L1教室)
  ブリーフィング
15:30
各講座に配属
  テーマ実習
18:20
実習1日目終了
18:30
懇親会
  大学会館2階(カフェテリア)
  参加費無料 / 任意参加
20:00 閉会
3月12日
10:00
各講座集合
  テーマ実習
17:00
実習2日目終了
17:15
修了証書授与式
18:00

研修テーマ

研修テーマや受け入れ講座、研修内容に関する大きな変更はありませんが、研修内容の詳細については追加修正があり次第更新します。また、各テーマ受け入れ人数の定員を超えた際もこのページにてお知らせする予定です。

テーマは原則として申し込みの先着順に割り当てます。第一希望に添えない場合は順次第二希望、第三希望に割り当てるように調整しますが,すべての希望先が定員を超えた場合は受入れ不可となります。できるだけ第三希望まで記入するようにお願いします。

番号 テーマ名 受け入れ講座 概要
1 ユビキタスコンピューティングの実現のための技術 ソフトウェア基礎学 本講座で開発したマルチメディア通信・携帯電話用ミドルウェアや、これらを支える各種技術の開発について体験してもらいます、具体的なテーマとして、(1) 携帯電話用グループ通信アプリケーション、(2)メタ情報によりQoS制御を行うビデオストリーミングシステム、(3)与えられた条件を満たす解を探し出すエンジンの一種である遺伝的アルゴリズム、(4)GloMoSimによるアドホックネットワークプロトコルの性能解析の4つの中から選択し、プログラムの作成と動作実験を体験します。
テーマ(1)についてはJava言語、(2)、(3)、(4)についてはC言語でのプログラム経験を持っている方に制限させて頂きます。
2 CADを用いたLSIの設計とテスト コンピュータ設計学 計算機援用設計(CAD)ツールを用いて、大規模集積回路(LSI)の設計を体験する。高位合成、論理合成、テスト生成の各ツールを用いて、「良い(高速動作、小面積、高テスト容易性)」LSI設計を探求する。
3 自然言語処理 自然言語処理学 統計的学習を使った言語解析の実験や言語解析ツールを使った質問応答システムの試作など、簡単なシステムの作成を通じて言語処理の面白さと難しさを体験する。プログラミングの経験があることが望ましいが、興味や経験に合わせて実習内容をある程度柔軟に調整する。
4 金魚行動のモデル化 知能情報処理学 水槽で泳いでいる金魚の行動を、状態遷移グラフにより(1)人手でモデル化(2)機械によりモデル化することで、人によるモデルと機械によるモデルとの差異(長所・短所)を知り、実世界の物理現象を観察→分析→モデル化する知識処理の過程を学習します。
5 実時間画像処理によるインタラクティブVR
<受け入れ定員を超えています>
像情報処理学 カメラから取り込んだ動画像を実時間で処理し、カメラに見せた物体の色や形状を認識させるソフトウェアを制作し、実際のシーンの映像とコンピュータグラフィクスとを混在させたり、シーン中に情報を埋め込んだり読み取ったりするデモを卓上に構築する。
備考:画像についての知識(分野)は問わないが、C言語のプログラミング経験を持っていることが望ましい。
6 音声音響情報処理
<受け入れ定員を超えています>
音情報処理学 信号処理技術を使って音声や音から情報を抽出する方法、音声・音を変換したり合成したりする方法を学ぶ。実習は音声認識、音源分離、音声合成、音場制御のテーマの中から参加者が希望する題材に基づいて行う。
7 LSIの設計と動作確認 言語設計学 CADツールを使った簡単な論理回路の設計体験を通して、言語による回路の記述法とLSIの設計法を学習します。また、設計した回路をFPGA(書き換え可能なLSI)上で実際に動作させます。
8 創造性支援システムの利用実験
<受け入れ定員を超えています>
ソフトウェア工学 人間とコンピュータとのやりとり(インタラクション: 相互作用)を通じて創造的なアイデアを得るための研究が盛んに行われている。本実習では、支援システムを実際に利用体験してもらい、創造性支援型インタラクティブシステムの現状と課題について学ぶ。
9 地上ディジタル放送波の受信実験 情報コミュニケーション 地上ディジタルテレビ放送波と従来のアナログ放送波の受信実験を、TV及び専用の受信機を用いて行い、二つの違いを観測します。また、色々な場所における受信実験を通して、電波伝搬のしくみを学習します。更に、講座で自作したアンテナを用いて受信を行い、放送・無線通信において非常に重要なダイバーシチ効果を体験していただきます。
受講者に必須の技術や知識は特にありません。
10 ns2を用いたTCPチューニング実験 応用システム科学 フリーで利用できるネットワークシミュレーションツールns2を使い、TCPプロトコルのチューニングを行い、高パフォーマンスTCPに関する研究の擬似体験をしていただきます。チューニングだけでなく、シミュレーションを通じて性能評価の方法などについても実習を行います。
制限事項:
1.ネットワークについてのある程度の知識のある方
2.C++でのプログラム経験を持っている方
 に制限させていただきます。
11 MATLABを用いたフライトコントロールシステムの設計 応用システム科学 行列演算ソフトウェアMATLABを用い、数値最適化手法を活用したフライトコントロールシステム設計の実習を行います。またシミュレーションにより設計結果を確認します。
12 ロボットアームの非線形フィードバック制御 システム制御・管理 ロボットアームの動作と制御理論について理解してもらうためにロボットの位置決め制御実験を行います。具体的には、ロボットアームのモデリングを行い、線形および非線形のフィードバック制御則を設計してロボットアームを自在に制御します。
13 ドライビングシミュレータを用いたドライバー運転行動解析 システム制御・管理 自動車速度などのデータから、ドライバーの運転行動を解析する体験をして頂きます。具体的には、ドライビングシミュレータ上で運転したときのデータに統計処理などの手法を適用し、その結果について比較検討を行い、運転に関するドライバーの特徴を探ります。
14 ビジョンによるロボットの制御
<受け入れ定員を超えています>
ロボティクス ロボットのメカニズム、それを動かしているソフトウェアのしくみについて理解してもらうために、ヒューマノイドロボットASKAを画像情報に基づいて制御する手法についての簡単な実習を行います。
C言語でのプログラミング経験があることが望ましい。
15 ゲノムデータと XML データベース学 データ交換フォーマット標準である XML は、分子生物学の分野においてもさまざまなデータを記述するために広く用いられている。本研修では XML の基礎と関連技術についてのチュートリアル、バイオインフォマティックスを例題とした簡単な実習などを行う。
16 MATLABによる統計処理プログラミング 論理生命学 標準的な高級プログラム言語のひとつとなっているMatlabを用いて統計解析の基礎的な手法について学習します。最終的な目標は、代表的なクラスタリング手法であるK平均法を実装、可視化できるまでです。
Matlab言語についての知識は問いません。
17 触れる3D人体臓器モデルを用いた医用バーチャルリアリティ入門 生命機能計測学 医用バーチャルリアリティ分野では、新しい手術計画や医学教育の確立を目指して、コンピュータ上に人体臓器の形状や特性を再現することで医療手技の模擬を可能とする手術シミュレーションが注目されています。研修では、実測医用データから3D臓器モデルを作成し、シミュレーションシステムを通して実際に見たり触ったりしながら、医用バーチャルリアリティ技術の基礎を学んで頂けます。

大学へのアクセス

遠方よりお越しになる方は本学へのアクセスページを参考にお越しください。


宿泊情報

  1. ゲストハウスせんたん 学内の研修者交流施設
  2. スーパーホテル奈良 〒630-8114 奈良県奈良市芝辻4-2-7 Tel. 0742-35-9000, Fax. 0742-35-9170

奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 広報WG
[2005.3.7 19:00 update]